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ありがとうクレール

  • Posted by: TAKAHASHI
  • 2011年10月22日 17:44
  • LEICA M8 | Days
クレール

2011年10月21日。愛する家族が天国へ旅立ちました。
16才3ヶ月。ラブラドールにとって100才を越える長寿だと思う。
昨年冬、イタリアへ渡航中に留守宅で倒れ危篤状態だったが、それからも立ち直り、
その後幾度となく、もうダメかと言うこともあったけど、
本当に奇跡と思えるほどの生命力だった。
今年5月頃からは、もう立つことも出来なくなり寝たきりで何ともかわいそうだった。
朝夕抱きかかえて、リビング、寝室と家族のいる部屋をつれて歩いていた。
自分で動けないこの子にとって唯一の喜びは家族といる事だけだろうと連れて歩いた。
そんな気持ちを感じてか最後まで全力で生きていた。

朝夕のトイレも抱いて外に出るまで決してしなかった。
この子のプライドでもあり、本当に最後の最後まで、
自分たちに感謝して迷惑を掛けたくないと言う強い気持ちだと感じた。

最後はうちの娘が帰ってきて食事を終え、
母親のそばにいるクレールをひと撫して母親と会話している中、
静かに息を引き取ったと言う。
呼ばれて仕事場にいた私と長男が駆けつけた。
行ったときにはまだ暖かかった。
母親、娘とともにいるとき、
そして家に家族がみな揃っているとき天国に旅立ったこの子は、
私たち家族への最後の愛だったように感じる。
そしてこの子にとっても幸せな最後だったと思う。

我々家族にとって勿体ないくらいのいい子だった。
辛いとき、悲しいとき。楽しいとき、嬉しいとき。いつもこの子は家族の中にいた。
この子がいたことでいろんな所へ出掛けた。
すばらしい出会い、沢山の喜びを与えてくれた。
私たちにとって、かけがえのない家族の一人だった。

写真は2008年6月安宅海岸での写真。
海が大好きなクレール。
この写真、目が輝いて微笑んでいるようで大好きな一枚だ。

本当に長い間ありがとう。クレール。

Comments:16

iwayan 2011年10月22日 21:13

ご家族の悲しさは想像もつきませんが、今頃天国で楽しそうにしてるといいなと思います。

TAKAHASHI Author Profile Page 2011年10月23日 08:36

iwayanさん。ありがとうございます。
本当に思い出は尽きません。
天国で元気に走り回っていることを願っています。

ROGAN 2011年10月23日 08:58

おはようございます。

我が家にも、今年11歳になる柴犬がいます。娘が自分が散歩させるからと
言って、無理やり飼うことになったのですが、結局その約束もあまり守られ
てない始末。しかたがないので僕が散歩させてます。本当に手間のかかる話
です。でも、いつしか、癒されているんだな~ということに気がつきました。
月並みな話ですが、やはり大事な家族の一員なんですね。

クレールのことは記事でも時折拝見していました。M9と35mmとともに欧州に
出向かれたときにも体調がすぐれない旨の記事を拝見した記憶もあります。
あれからどうなったのかな?と思っていましたが、そういうことでしたか。

でも、勝手な想像だとは思うのですが、きっと幸せな犬生だったと思います。
それにこれからもご家族のみなさんの心に生きていくはずですからね。

TAKAHASHI Author Profile Page 2011年10月23日 09:37

ROGANさん。ありがとうございます。
犬は本当に純粋で時には、我が子以上に我々を愛してくれます。
イタリアから戻ってから本当に奇跡的に元気になり、散歩もしていました。
本当に生涯忘れることの出来ない愛する家族でした。

mizuno 2011年10月23日 10:56

最後は家族みんなが揃っていたのですね。
いい子やね
でも寂しいね

TAKAHASHI Author Profile Page 2011年10月23日 11:17

mizunoさん。ありがとうございます。
本当に日中誰も居ない時じゃなく、
娘も帰ってきて、みんな揃った顔を見て旅立っていったように思います。
本当に最後まで家族想いの子やったと思います。

kentilford 2011年10月23日 15:43

家族に見守られて旅立つことがどんなに心強いことか。
ご家族にとってもクレールにとってもいいことと思います。
ご冥福をお祈りします。

TAKAHASHI Author Profile Page 2011年10月24日 09:10

kentilfordさん。
本当に家族が全員揃ったのを感じて旅だったように思います。
ありがとうございます。

まっちゃん 2011年10月24日 22:45

TAKAHASHIさん、初めまして。
いつも楽しくブログを拝見しています。
TAKAHASHIさんの写真、大好きです。

愛犬の旅立ち、さぞ辛かったことでしょう。
きょうのTAKAHASHIさんの文章を何度も読み返しました。
読めば読むほど胸が熱くなり、声を上げて泣いてしまいました。

まるで自分の家族を失ったかのように悲しいです。
ご冥福をお祈り致します。

TAKAHASHI Author Profile Page 2011年10月25日 08:39

まっちゃん。初めまして。
居なくなって思うのですが、日常愛犬の散歩にはいつもカメラを提げて歩いていました。
身近な何気ないショットはほとんどこの子と歩いた道すがらだと思います。
未だにぽっかり穴の空いたような感じです。
コメントありがとうございます。

noato 2011年10月28日 18:55

初めまして。
ブログ、いつも楽しませて頂いてます。
TAKAHASHIさんのお気持ちよく分かります。
ワタシも数年前に寿命で愛犬を亡くしたのですがやっぱり家族の顔を見てから逝きました。
家族なんですよね、絶対に忘れられない存在なんです。
犬生を大往生で全うして、家族にみとられて逝ったクレールは本当に幸せだったと思います。
このお写真もホント良い表情で、目がなんとも愛らしいです。

TAKAHASHI Author Profile Page 2011年10月28日 19:04

noatoさん。初めまして。
愛犬はいくつになっても親を慕ってくれます。
そんなかわいい子が先立つのは本当に辛いものですね。
この写真もお気に入りなんですが、この表情がまた見る度に涙をそそります。
コメントありがとうございます。

minton 2011年10月29日 11:47

家族なんですよね。

僕は子供の頃、たくさんの動物たちの中で育ちました。
犬はずっといっしょでした。
いなくなった寂しさがずっと記憶にあって、今はどうしても飼えずにいます。
でも多くの思い出を残してくれますよね。
安らぎも。

ご冥福お祈り申し上げます。

TAKAHASHI Author Profile Page 2011年10月29日 16:11

mintonさん。本当に同じ屋根の下、一緒に生活している家族と同じです。
別れは寂しいですが、本当にこの子が与えてくれたものは沢山ありますね。
コメントありがとうございます。

BEE yamamoto 2011年11月 7日 13:31

高橋さん お久しぶりです。
今朝beeにてクレールのことを聞きました。
フリスビーをして走り回ってたクレール、
格好良かったなぁ。
もう16歳にもなってたんですね。
なんとも言えず・・悲しいです。

TAKAHASHI Author Profile Page 2011年11月 7日 13:49

yamamotoさん。元気ですか?
子供たちは成長していっても、
クレールはずっとそばにいてくれるまた特別な存在でした。
フリスビーもしたし、一緒にキャンプにも行きましたね。
寂しくなりましたが沢山の思い出を残してくれました。
yamamotoさん。ありがとうね。

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