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LEICA SLという存在

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Leica SL / SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ART

私の中でLEICAを使う理由の第一と言えば「レンジファインダー」だからである。
デジタルカメラにおいてレンジファインダーは、EPSON R-D1という存在はあったが
今ではLEICA Mのみがデジタルレンジファインダーとなる。
また、プロダクトデザインという点からしてもLEICAは特別な存在だろう。
歴史を感じるシルエットでありながら、そのデザインやディテールは大胆で現代的、いや未来的でもある。
それこそカメラそのものの機能よりもデザインに惚れて手にしたモデルもある。

Leica SL SIGMA 24-70mm F2.8

Leica SLは2015年秋に発表された35mm版フォーマットのいわゆるミラーレス機。
発売当初から気にはなっていたものの先にも書いたとおり
LEICAはレンジファインダーだから使っているところが大きく、手を出すまでには至らなかった。

なぜここに来て手に入れることとなったかは様々な理由があるが、
一つに「LEICA」「SIGMA」「Panasonic」による「L-Mount Alliance」が挙げられる。
LEICA ボディにSIGMAレンズを装着しての画に大きな魅力を感じた。
もちろんLEICA Lマウントレンズに魅力を感じないわけではないが、
SIGMA ARTシリーズの大口径レンズの凄まじい画の良さはよく知っている。
そしてなんと言ってもMマウントレンズがアダプターを介しそのままSLで使えるということ。
ピントピークを確認しながらフォーカシングできるのも高解像度EVFをもつSLの魅力。
よく写るだけではない情景やその空気感、更になにか見えないものまでを写し出してくれるMマウントレンズ。
Mボディ以外でも使えるのは大変魅力的だ。
さらにこれらが揃えばLEICAレンズがプライベートのみならず「仕事」も出来るように思えた。
そう考えると何となく自身のシステムが一つ纏まりつつある。

APS-Cサイズのアドバンテージと、圧倒的な色の良さを持つ「FUJIFILM X-Pro3」と「X-H1」。
APS-Cのセンサーサイズは被写界深度を稼ぐ上でも非常にバランスがいい。
またFUJIFILMの画や色の質の良さは別格で、仕事の写真を納品するまで作業効率の面でも大変なアシストとなっている。
さらにセンサーサイズが小さいことによりレンズも含めシステムがコンパクトだ。
そして35mm版フルフォーマットの「LEICA SL」と「LEICA M10-P」。
中判までは行かなくともで大フォーマットのボケを生かした表現が出来る。
特にSIGMA ARTシリーズの描写重視、サイズ度返し(?)の大口径シリーズは魅力的である。
いやーこの組み合わせ。中々の感じではないか・・・。

Leica SL SIGMA 24-70mm F2

そしてもう一つ。LEICA SL2ではなくなぜSLなのか。
もちろんSL2の魅力は大きいもののSLを選んでいる理由は様々で、一つはSL2の4,700万画素という高画質を今は必要としないというところ。
動画は目的としていないので、それに対するSL2のパフォーマンスの高さ。
「L-Mount Alliance」以前のモデルという事でSLにはピュアなLEICAの画作りを感じる(これは想像)。
そして何よりSLのデザインが好きなのだ。
垂直に立ち上がった軍艦部。各所各所に尖ったディテール。
電源以外何もレタリングのないスイッチ類・・・。それから見るとSL2はやや熟れた感がある。
ともかく、初のLマウントボディなのでファーストモデルからフィーリングを感じたいというのが大きい。
購入先は旧モデルということもあり色々探して、公式の「LEICA store」から手に入れた。
さすがLEICA store。一緒に送られてきた冊子も素晴らしいものだった。

Leica SL / SIGMA 24-70mm F2.8 ART

さて実際使って見ていくと想像以上にプロ仕様のミラーレス機としてよく出来ている。
決して多いとは思えないボタン、ダイヤル類も無駄がなく使い勝手もいい。
さらにクリック感も気持ちのいいものだ。
LED周りに配置している無地のスイッチ類もユーザーが使いやすいように割り当てることが出来、
ユーザーインターフェイスはLEICA M typ240時代に近いが、これはこれで扱いやすい。
ある意味予想を裏切るくらいよく出来ている。
あと仕事撮影では必須となるテザー撮影も、Lightroomを使う事で特に問題無く(?)出来ている。
これから実戦でがんがん使って行きたいと思う。
そして何より気に入っているのは、このなんとも言えないの存在感だろう。
LEICA Mでは恥ずかしかった赤バッチもSLには似合うな(笑)。

もちろん、これらはLEICAユーザーだから感じる歩み寄っての評価だろう。
他メーカーのユーザーからすればなんじゃこれ?ていうところ満載かもしれない。
言えることは、これは誰でも使えばいいというカメラではないのは間違いない。

Leica SL SIGMA 24-70mm F2.8

さてSIGMA 24-70mm F2.8 DG DNの写りだが、
ズーム全域で流石に凄まじい切れ味だ。
特にテレ側の開放でのピントのシャープさと柔らかいボケ味は、単焦点を使っている感覚に近い。
F2.8通しの開放値は使い勝手の上でも非常にいい。

Leica SL SIGMA 24-70mm F2.8

Leica SL SIGMA 24-70mm F2.8

Leica SL SIGMA 24-70mm F2.8

Leica SL SIGMA 24-70mm F2.8

Leica SL / SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ART

まだまだ使い始めたばかりでSLのポテンシャルは未知数である。
SIGMAレンズはこの24-70mm F2.8のほか、135mm F1.8も手に入れた。
もちろんMマウントレンズも色々試していきたい。

Leica SL SIGMA 24-70mm F2.8

SIGMA Artシリーズのデザインは非常にスマートである。
控えめなフォントデザインなども含めてLEICA SLとのマッチングもいい。

Leica SL SIGMA 24-70mm F2.8

Leica SL / SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ART

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