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Review Archive
WEB SITE リニューアルいたしました
- 2020年5月17日 16:56
- LEICA M10 | LEICA M Monochrom | LEICA M-P (Typ 240) | LEICA M9 | LEICA M8 | LEICA D-LUX 4 | LEICA Q-P | Leica SL | FUJIFILM X-E1 | FUJIFILM X-E2 | FUJIFILM X-H1 | FUJIFILM X-T1 | FUJIFILM X-T2 | FUJIFILM X-Pro1 | FUJIFILM X-Pro2 | FUJIFILM X-Pro3 | FUJIFILM X100F | FUJIFILM X100S | FUJIFILM X100T | FUJIFILM X70 | FUJIFILM XQ1 | Canon EOS 5D Mark3 | SIGMA DP2x | SIGMA DP2 Merrill | SIGMA DP1 Merrill | OLYMPUS E-P2 | SONY α7 | SONY NEX-5 | SONY NEX-5N | Nikon D810 | iPhone | CREATION TOOLS | Camera & Lens | Days | Design | Food & Drink | Monochrome | Monologue | Movie | Photologue | Review
この度、「高橋俊充デザイン室」は2つのウェブサイトにリニューアルいたしました。
フォトグラファー・高橋俊充 WEB SITE
高橋俊充デザイン室 WEB SITE
写真サイトとデザインサイトとそれぞれ違うスタイルで更新していきます。
また、2005年から開始致しました「TAKAHASHI-DESIGN/BLOG」もリニューアルし、
「FOTOLOG」として新しいサイトの方で更新して行きます。
ぜひ新しくブックマーク(今時?)頂いたりRSSリーダー(それこそ今時?)に登録頂ければ幸いです。
更新内容は特に代わり映えしませんが、更新頻度は上がればいいなと思っています。
当ブログのデザインになったのは2009年の事でした。
ムーバブルタイプを使用してオリジナルデザインを施し制作していました当ブログですが、
10年という長い年月はスピードの速い現代社会において、中々ついて行けず(私が・・・)
新しいシステムに移行することと致しました。
新しいブログはワードプレスにて行っていきます。
デザインも今より自由度が上がるかなと思っています。
当ブログも、機材レビューなど綴っていたおかげでカテゴリーだけでもえらい機材数です。
おかげで多くの方のご訪問頂きました。
本当にありがとうございます。
当ブログはアーカイブとして残りますので参考になることがありましたらぜひご覧ください。
新しいWEB SITEにて様々な試みもやっていこうと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
X-Pro3-日本カメラ2020年5月号にて執筆しています
- 2020年4月23日 10:30
- FUJIFILM X-Pro3 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
日本カメラ2020年5月号「台頭!ニューウェーブカメラ&レンズ」で
FUJIFILM X-Pro3について執筆をしています。
X-Pro3については方々で語り尽くしていますが、もう一段踏み込んで熱く書いています。
雑誌での機材執筆は初めてですが、多くの人にX-Pro3の魅力が伝わればと思います。
また、昨年訪れたモロッコの写真も少し載せています。ぜひご覧ください。
実を言うと久しぶりに「日本カメラ」を手にしましたがかなり見応えのある内容ですね。
今回の巻頭口絵、佐藤健寿さんの写真がすごいインパクトです。
ほか色々な企画が盛りだくさんで完全にアタリの号ですね。おすすめです(笑)。
SIGMA 135mm ART WAVE
- 2020年3月21日 18:02
- Leica SL | Camera & Lens | Days | Design | Photologue | Review
Leica SL / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM ART
これほどキレのいいレンズは中々無いだろう。
描写に妥協しないSIGMA ARTシリーズの画を見ると本当に鳥肌が立ちそうだ。
もちろんLEICA SLの画の良さもあるのだが、
このレンズで4700万画素のLEICA SL2でも味わって見たい気もする。
Leica SL / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM ART
ピント面のキレもさることながら質感が素晴らしい。
岩肌、湿った砂浜・・・。
う〜ん。素晴らしい。
Leica SL / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM ART
BAR模様
- 2020年3月19日 18:18
- Leica SL | Camera & Lens | Days | Food & Drink | Monologue | Photologue | Review
Leica SL / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM ART
石川県は金沢市片町にあるレストラン、A_RESTAURANT。
その木、金、土曜日夜、21:30〜23:30、BARとして営業している。
表の喧騒からは想像できない空間に思わず落ち着いてしまう。
Leica SL / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM ART
SIGMA 135mmというレンズは全てを物語にしてしまう・・・。
しかしながら当レンズ。素晴らしい描写と引き替えに中々のレスポンスの悪さは否めない・・・。
暗いところではAFが迷いだしたら止まらない。
もちろん登場から5年の歳月が経つLEICA SLとのバランスもあるだろう。
もともと光学一眼レフ用として登場したレンズのようなのでファームアップ等で少し改善すると嬉しい。
暗いところではほとんどがMFでのピント合わせになるが、SLのファインダーは素晴らしいアシストとなる。
Leica SL / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM ART
しかし、A_RESTAURANTにはいい声のソムリエが待っている。
LEICA SL with SIGMA 135mm ART
- 2020年3月19日 17:13
- Leica SL | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
Leica SL / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM ART
SIGMA 24-70mm 標準ズームに続き手に入れたのが135mm F1.8 ARTだった。
単焦点の中望遠をどれにしようかいろいろ検討したが、
MマウントレンズでNokton 75mm F1.5がある事からさらに長い焦点距離をと思い
105mmと135mmとで悩んだ。
105mmはそれこそ程よい焦点距離ながらその大きさに尻込みし135mmに落ち着いた。
と言いながら135mmと言う焦点距離。
自身の体にほとんど馴染みがない。
使い始めて気づいたのだが、驚くほど長いのだ・・・。
一般的に望遠域に入れば自分の体を動かしてのフレーミングにも限度があり
70-200mmなどそれなりのズーム域を持つレンズを使用する方が良いと思う。
それが135mmで一本勝負する訳だから中々の力技が必要となる。
ファインダーを覗き、先ずすることと言えば体を動かすよりフレーミングで絵作りをする。
それこそ多少無理なフレーミングも生まれるが、実はそれが単焦点レンズの良いところでもある。
その絵にはズームを駆使し上手くフレーミングされた絵にはない、
何とも言えないリアルさがあるように思う。
さらに開放値F1.8と言う大口径を生かした世界観を描けるのは単焦点レンズならではの面白みだろう。
Leica SL / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM ART
天気のいい夕暮れに散歩がてら安宅海岸まで出掛けた。
何気ないシーンもこのレンズを通せば何か物語を感じてしまう・・・。
Leica SL / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM ART
Leica SL / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM ART
それにしてもものすごいキレ味!
恐るべしSIGMA ART。
愛機と呼べる存在
- 2020年3月18日 18:12
- FUJIFILM X-Pro3 | FUJIFILM X100F | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Review
写真が好きでカメラを愛している。
そして「愛機」と呼べる大切な存在がある。
FUJIFILMにLEICA・・・。
何台ものカメラを所有しているが、その中でも「X100F」と「X-Pro3」は特別だ。
私がFUJIFILMのカメラを初めて手にしたのはX100ではなくX10だった。
当時、仕事以外でも気軽に持ち歩けるコンパクトカメラは私にとって欠かせない存在だった。
X10はクラシカルなスタイルであり小型センサーながら写りも良かった。
そのXシリーズも今では幅広いラインナップとなり、GFXシリーズも入れるとかなりの大所帯。
そんな中で、X100から始まったProシリーズは「X」の原点であり精神そのものだろう。
私自身X100S、X100Tと使い、X-ProシリーズもPro1、Pro2と愛用してきた。
その写りの良さから今では仕事も「X」で行うようになり、
レンズのラインナップが揃いだした頃から、一眼レフは手放しXシリーズ一本となった。
いつしか「X-Photographers」の仲間入りもした。
当時はそのメンバーもまだ数えるほどしか居なかったように思う。
X-Photographersは、まさにXシリーズを愛用しているプロの写真家グループという位置づけだろう。
特に海外の写真家はまさにその名の通り、「X使い」のプロばかりである。
私自身その「X使い」の写真家として、X-E1に始まりX-E2。X70の広報プロモーションにも起用された。
そして原点と言えるX100シリーズ「X100F」のカタログ撮影の依頼を受けた時には、正直嬉しく思えた。
秋の京都に入り込み、X100Fの魅力を限りなく伝えるべく連日撮り歩いたのを昨日の事のように覚えている。
オールドレンズを感じさせるX100Fの特徴あるレンズの描写を伝えるべく、
あえてフレアやゴーストを差し込みながらも撮ったショットも多かった。
FUJIFILM X100F
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そして昨年、X-Pro3の発売に合わせてのプロモーションに声をかけられた。
X-Pro3は「X」のフラッグシップという位置づけを超えて、もはや「X」の精神そのものだろう。
その愛すべきProシリーズのプロモーションに関われるとは本当に嬉しく思えた。
そしてその仕様を見たとき正直驚いた。
誰に媚びることもなくこういうカメラを創りたかったという、FUJIFILMの想いが伝わってきた。
なんとかこの気持ちに応えたいという強い想いと同時に、とてつもない責任も感じた。
X-Pro3を携え、まずどこを旅したいかと考えたときに、当然、私自身愛するイタリアの地を思い描いた。
いや違う・・・。
日本人写真家として、このX-Pro3では日本を捉えるべきだろう。
そして私には「能登」という日本の原風景がすぐそこにある。
2019年の夏。何度も能登へ足を運び撮り続けた。
まさにXの原点。Proシリーズの3型の作品を撮るという重さは相当なものだった。
まさに産みの苦しみとはこの事・・・。
その苦しみを超えて世に放たれたX-Pro3は、愛機以上に我が子のような存在となった。
そのX-Pro3は多くの反響を呼んだ。
もちろん肯定的な反響ばかりではなかった。
しかしその魅力を感じとって、多くの人に愛されている様子を見ると本当にうれしく思う。
FUJIFILM X-Pro3 / XF16mm F2.8 R WR
夏の暑い日。
夕涼みに出てきたおじさんたちにシチリアの思い出が重なった。
「X100F」と「X-Pro3」。
私にとって大切な愛機であり、まさに特別な存在だ。
LEICA SLという存在
- 2020年3月 9日 13:18
- Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
Leica SL / SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ART
私の中でLEICAを使う理由の第一と言えば「レンジファインダー」だからである。
デジタルカメラにおいてレンジファインダーは、EPSON R-D1という存在はあったが
今ではLEICA Mのみがデジタルレンジファインダーとなる。
また、プロダクトデザインという点からしてもLEICAは特別な存在だろう。
歴史を感じるシルエットでありながら、そのデザインやディテールは大胆で現代的、いや未来的でもある。
それこそカメラそのものの機能よりもデザインに惚れて手にしたモデルもある。
Leica SLは2015年秋に発表された35mm版フォーマットのいわゆるミラーレス機。
発売当初から気にはなっていたものの先にも書いたとおり
LEICAはレンジファインダーだから使っているところが大きく、手を出すまでには至らなかった。
なぜここに来て手に入れることとなったかは様々な理由があるが、
一つに「LEICA」「SIGMA」「Panasonic」による「L-Mount Alliance」が挙げられる。
LEICA ボディにSIGMAレンズを装着しての画に大きな魅力を感じた。
もちろんLEICA Lマウントレンズに魅力を感じないわけではないが、
SIGMA ARTシリーズの大口径レンズの凄まじい画の良さはよく知っている。
そしてなんと言ってもMマウントレンズがアダプターを介しそのままSLで使えるということ。
ピントピークを確認しながらフォーカシングできるのも高解像度EVFをもつSLの魅力。
よく写るだけではない情景やその空気感、更になにか見えないものまでを写し出してくれるMマウントレンズ。
Mボディ以外でも使えるのは大変魅力的だ。
さらにこれらが揃えばLEICAレンズがプライベートのみならず「仕事」も出来るように思えた。
そう考えると何となく自身のシステムが一つ纏まりつつある。
APS-Cサイズのアドバンテージと、圧倒的な色の良さを持つ「FUJIFILM X-Pro3」と「X-H1」。
APS-Cのセンサーサイズは被写界深度を稼ぐ上でも非常にバランスがいい。
またFUJIFILMの画や色の質の良さは別格で、仕事の写真を納品するまで作業効率の面でも大変なアシストとなっている。
さらにセンサーサイズが小さいことによりレンズも含めシステムがコンパクトだ。
そして35mm版フルフォーマットの「LEICA SL」と「LEICA M10-P」。
中判までは行かなくともで大フォーマットのボケを生かした表現が出来る。
特にSIGMA ARTシリーズの描写重視、サイズ度返し(?)の大口径シリーズは魅力的である。
いやーこの組み合わせ。中々の感じではないか・・・。
そしてもう一つ。LEICA SL2ではなくなぜSLなのか。
もちろんSL2の魅力は大きいもののSLを選んでいる理由は様々で、一つはSL2の4,700万画素という高画質を今は必要としないというところ。
動画は目的としていないので、それに対するSL2のパフォーマンスの高さ。
「L-Mount Alliance」以前のモデルという事でSLにはピュアなLEICAの画作りを感じる(これは想像)。
そして何よりSLのデザインが好きなのだ。
垂直に立ち上がった軍艦部。各所各所に尖ったディテール。
電源以外何もレタリングのないスイッチ類・・・。それから見るとSL2はやや熟れた感がある。
ともかく、初のLマウントボディなのでファーストモデルからフィーリングを感じたいというのが大きい。
購入先は旧モデルということもあり色々探して、公式の「LEICA store」から手に入れた。
さすがLEICA store。一緒に送られてきた冊子も素晴らしいものだった。
さて実際使って見ていくと想像以上にプロ仕様のミラーレス機としてよく出来ている。
決して多いとは思えないボタン、ダイヤル類も無駄がなく使い勝手もいい。
さらにクリック感も気持ちのいいものだ。
LED周りに配置している無地のスイッチ類もユーザーが使いやすいように割り当てることが出来、
ユーザーインターフェイスはLEICA M typ240時代に近いが、これはこれで扱いやすい。
ある意味予想を裏切るくらいよく出来ている。
あと仕事撮影では必須となるテザー撮影も、Lightroomを使う事で特に問題無く(?)出来ている。
これから実戦でがんがん使って行きたいと思う。
そして何より気に入っているのは、このなんとも言えないの存在感だろう。
LEICA Mでは恥ずかしかった赤バッチもSLには似合うな(笑)。
もちろん、これらはLEICAユーザーだから感じる歩み寄っての評価だろう。
他メーカーのユーザーからすればなんじゃこれ?ていうところ満載かもしれない。
言えることは、これは誰でも使えばいいというカメラではないのは間違いない。
さてSIGMA 24-70mm F2.8 DG DNの写りだが、
ズーム全域で流石に凄まじい切れ味だ。
特にテレ側の開放でのピントのシャープさと柔らかいボケ味は、単焦点を使っている感覚に近い。
F2.8通しの開放値は使い勝手の上でも非常にいい。
Leica SL / SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ART
まだまだ使い始めたばかりでSLのポテンシャルは未知数である。
SIGMAレンズはこの24-70mm F2.8のほか、135mm F1.8も手に入れた。
もちろんMマウントレンズも色々試していきたい。
SIGMA Artシリーズのデザインは非常にスマートである。
控えめなフォントデザインなども含めてLEICA SLとのマッチングもいい。
Leica SL / SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ART
Marunouchi Street
- 2020年2月14日 18:35
- LEICA M10 | Camera & Lens | Days | Monochrome | Monologue | Review
冬に快晴を見ることがほとんど出来ない北陸住まいとしては、
東京の乾いた青空に憧れる。
LEICA M10-P / LEICA Summilux 35mm F1.4 ASPH.
X-Pro3 × Nokton 75mm
- 2020年1月29日 16:09
- FUJIFILM X-Pro3 | Camera & Lens | Days | Design | Photologue | Review
FUJIFILM X-Pro3 / Voigtländer Nokton 75mm F1.5 Aspherical
発売当初から気に入っているVoigtländer Nokton 75mm。
これをX-Pro3に装着すればそれはそれで中なかのルックスとなる。
35mm判換算の画角にすれば112.5mm相当。
画はLEICA M10で撮るよりも立体感とピントのキレがいい。
もちろん、レンズの中心部分だけを使っているわけで当然なのだが
1.5倍という画角の違うボディに着けることで、二つの味わいを得ることができる。
LEICA MマウントレンズをXボディで撮る事はほとんどなかったが
Voigtländerはありだなと、勝手に思いだした。
FUJIFILM X-Pro3 / Voigtländer Nokton 75mm F1.5 Aspherical
ファインダーはOVFで、小窓のEVFでピント合わせながら撮る行為は今更ながら楽しい。
ファインダーの中心部分に小さくワインダー枠が描かれ、そこに落とし込むようにフレーミングしシャッターを落とす。
ボケ味も見えない素通しのファインダーに、仕上がりをイメージする。
スルーファインダーで撮る醍醐味はそこにある。
FUJIFILM X-Pro3 / Voigtländer Nokton 75mm F1.5 Aspherical
撮ってみると手前の被写体が大きく割り込んでいたようだ。
そういう一枚がまた印象深い。
X-Pro3 year.
- 2019年12月30日 18:00
- FUJIFILM X-Pro3 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
SAHARA, MOROCCO.
shot with FUJIFILM X-Pro3 / XF35mm F1.4 R
待ちに待ったX-Pro3がやって来た。
これほど発売日を楽しみにしていたカメラはここ数年無かったように思う。
もちろんプロモーションで携わっていた関係でX-Pro3のベータ機を長期間使用してきたわけだが、
正式にオーダーし届いたカメラはまさに「My X-Pro3」。
喜びもひとしお。
よく写るカメラ。便利なカメラ。使い勝手のいいカメラならいくらでもある。
各社競ってそういうカメラを創っているわけで、
逆にいうと、どれも高性能であるものの同じカメラになってきているのも事実。
もちろん、性能で凌ぎ合ってそれぞれ特長は持っているものの
例えば、質感、細かいディテール、カメラとしてのこだわりに重きを置いて創られているカメラは他にあるだろうか。
私がこのカメラに一番魅力を感じているのは、このチタニウムボディにデュラテクトブラックの質感だ。
こんなに作り手の温もりを感じるカメラは正直無いと思う。
このチタニウムは、型で整形されたものでは無く曲げ整形だという。
X-Pro2はどちらかというとシャープなディテールだったが、Pro3は曲線的だ。
デュラテクトカラーの仕上げは手作業の磨きも加わる。
職人気質な「ものづくり好き」としては、こういう心を感じるプロダクトはたまらない。
つくづく写真好きである前に道具好きなんだと思う(笑)
中でも気に入っているのが、右手のグリップ周り。
X-Pro2では切り込みが正面右側まで伸びていたが、左側で止めている。
同時に右手のファインダー周りはフラットで、非常にすっきりとした。
整形が難しい事も手伝ってか、細かいディテールは無くなりデザインがスマートになったと思う。
非常に好ましい。
格納した背面に小さな窓があるが、私はフィルムシミュレーションを表示ではなくカメラ設定表示にしている。
それも情報は絞り少なめ。
シャッタースピードに撮影枚数、ISO。WB、バッテリー、フィルムシミュレーション。
ほとんどが直感的なダイヤルで情報が得られるX-Pro3だが、
この情報窓は結構気が効いている。しかもモノトーンでスマート。
これだけ気に入っているカメラであるものの
今回ばかりは中々気軽に人に勧められない。
格納した液晶も多くの人にとっては不便でしかないかもしれない。
液晶が閉じていることで得られる写真に対する向き合い方は、
実際使い込まないと感じられない部分でもある。
シャッターを落とし、前へ前へ進む感覚はなんとも言えないものだ。
撮影後のプレビューが見られないのはフィルムと同じではあるが、デジタルだとまた違う感覚だ。
さらにこの質感や、細かいディテールは、ささらない人にとってはどうでもいいことだろう。
この魅力を感じる人だけが手にすればいいカメラだと思う。
と言いながらも、私以上に熱く感じている人は思いの外沢山いて、
背面液晶の無い事の魅力や、チタニウム素材だけで何時間も話せるような人がいる(笑)。
そういう人に出会った時には、本当に嬉しくなるものだ。
まさに唯一無二のこだわりを持ったカメラを富士フイルムは世に送り出したと思う。
個人的にあと望むのは、それに相応しいこだわりを持ったレンズだ。
お気に入りのレンズはXF35mm F1.4 R。
これ以外に強い個性を感じるレンズは意外と少ない。
驚くほどよく写るし、それぞれ特徴も持っているが、もっと強烈な癖のあるレンズを出して欲しいものだ。
SAHARA, MOROCCO.
shot with FUJIFILM X-Pro3 / XF16mm F2.8 R WR
2019年11月。
X-Pro3と三度目のモロッコを旅した。
砂が舞う砂漠地帯では防塵防滴は強い味方となった。
レンズはXF16mm F2.8 R WR。XF35mm F1.4 R。XF56mm F1.2 R。
この三本は私にとって今回ベストな組合せだった。
この他LEICA M10-Pも持って行ったがほとんど出番がなかった。
唯一持っていて良かったと思えたのはSuper-Angulon 21mmだった。
旅のカメラからLEICAを外せないのはやはりこういった個性を持つレンズがあるからだろう。
今年一年、前半は金沢でのイタリアモノクローム写真展。
後半はX-Pro3で「能登」と多くの発表の機会を頂きました。
来年はモロッコの写真をぜひ公開していきたいと思います。
2020年もよろしくお願いいたします。
12/8午後は在廊します。X-Pro3 高橋俊充 写真展「能登。X-Pro3と辿る」
- 2019年12月 5日 18:07
- LEICA M-P (Typ 240) | FUJIFILM X-Pro3 | Camera & Lens | Days | Design | Food & Drink | Monologue | Photologue | Review
輪島市大沢。
夏の夕暮れにバス停の椅子を陣取っているのは地元のお父さんたちだった。
話しかけるとたわいもない話題に楽しく応えてくれた。
写真を撮らせてもらい、戻ってMacのモニターで開いてみると、
まさにシチリアで見かけた光景だった。
ドンナルカタで出会ったおじさんたちは、
バス停の椅子に腰掛け、こちらの様子をじっと見ていた。
一見強面なおじさんたちだったが、カメラを向けるとポーズを取ってくれるという陽気さ。
年金暮らしなのか、昼間から椅子に腰掛け何気ない時を過ごしている。
なにか同じ時間の流れを感じてしまう。
間垣の里「大沢」で出会ったシチリアーナな四人組は、
不思議なくらい絵になるお父さんたちだった。
旅の想い出は現地で見てしまってはつまらない。
X-Pro3はそういう事も伝えてくれるカメラだろう。
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12月8日(日)の午後は会場に顔を出しております。
これきっかけにぜひお越し下さい。
Facebook、Instagramメッセージなど、何かしらでご連絡頂ければ確実です。
日時: 2019年12月12日(木)まで
10:00~19:00(入館18:50まで)
会場: 富士フイルム 東京ミッドタウン本社1階
フジフイルムスクエア内 ギャラリーX
12/8午後は在廊します。X-Pro3 高橋俊充 写真展「能登。X-Pro3と辿る」
- 2019年11月29日 18:18
- FUJIFILM X-Pro3 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
X-Pro3のブラックも発売され絶賛開催中です。
12月8日(日)の午後は会場に顔を出しております。
これきっかけにぜひお越し下さい。
Facebook、Instagramメッセージなど、何かしらでご連絡頂ければ確実です。
日時: 2019年12月12日(木)まで
10:00~19:00(入館18:50まで)
会場: 富士フイルム 東京ミッドタウン本社1階
フジフイルムスクエア内 ギャラリーX
X-Pro3 高橋俊充 写真展「能登。X-Pro3と辿る」開催しました
- 2019年11月22日 17:13
- FUJIFILM X-Pro3 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
本日11月22日より六本木ミッドタウン「ギャラリーX」にて
X-Pro3発売に合わせて写真展が始まりました。
明日23日(土)は16時頃まで会場に顔を出しております。
これきっかけにぜひお越し下さい。
Facebook、Instagramメッセージなど、何かしらでご連絡頂ければ確実です。
日時: 2019年11月22日(金)~12月12日(木)
10:00~19:00(入館18:50まで)
会場: 富士フイルム 東京ミッドタウン本社1階
フジフイルムスクエア内 ギャラリーX
X-Pro3 高橋俊充 写真展「能登。X-Pro3と辿る」
- 2019年11月18日 11:01
- FUJIFILM X-Pro3 | Camera & Lens | Days | Monologue | Photologue | Review
11月22日より六本木ミッドタウン「ギャラリーX」にて
X-Pro3発売に合わせて写真展が開催されます。
開催日11月22日(金)、23日(土)は会場に顔を出します。
これきっかけにぜひお越し下さい。
日時: 2019年11月22日(金)~12月12日(木)
10:00~19:00(入館18:50まで)
会場: 富士フイルム 東京ミッドタウン本社1階
フジフイルムスクエア内 ギャラリーX
私が最初にX-Pro3との旅先に選んだのが「能登」でした。
「能登」は20代の頃から足を運ぶようになり、
30年以上通い続ける、私にとって特別な土地です。
私の愛するシチリアにも通じる何かを感じています。
3週間という長期間の開催です。ぜひご覧ください。
「能登」は20代の頃から足を運ぶようになり、
30年以上通い続ける、私にとって特別な土地です。
私の愛するシチリアにも通じる何かを感じています。
3週間という長期間の開催です。ぜひご覧ください。
FUJIFILM X-Pro3 / XF16mmF2.8 R WR
X-Pro3で蘇るXF35mm F1.4 R
- 2019年11月14日 15:56
- FUJIFILM X-Pro3 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
Xシリーズを使い始めて最初に手にしたレンズであり、
一番愛するレンズがXF35mm F1.4Rである。
非常に素直な描写であるものの独特の表現力を持ち、
ボケの柔らかさ美しさは他のレンズでは得ることができない。
Xユーザーの中でも、XFレンズを一本を選ぶとすればこのレンズを上げる人は多いんじゃないだろうか。
しかしながら、X-Pro1と同時に登場した当レンズは、AF駆動も含めてなんとも古さを隠しきれない。
コンパクトプライムシリーズの35mm F2 R WRと比較すると非常に動きもガサガサする。
これがX-Pro3に装着すると何か別のレンズに生まれ変わったようにスマートに動くのだ。
背面液晶の格納や、チタニウムボディの話題性に隠れ気味だが、X-Pro3のAFは驚くほど向上している。
メーカー情報に寄ればEV-6までAF駆動するという。
低照度のAFの凄さはもちろんなのだが、とにかく合焦まで速く、
感覚的にはXF35mm F2のように瞬時に被写体を捉え迷うことがない。
X-Pro2と比較するまでもないが、X-H1がすでにじれったく感じる。
同様にXF56mm F1.2 RもX-Pro3に装着すると、サックサクとは言わないまでも見違えるように動く。
まさにX-Pro3によって生まれ変わったようだ。
FUJIFILM X-Pro3 / XF35mm F1.4 R
この能登の撮影でも、月明かりと行灯という非常に難しい状況や、
低照度に逆光などものともせず気持ちよく合焦してくれた。
FUJIFILM X-Pro3 / XF35mm F1.4 R
今回の能登でも一番使用したのはXF35mm F1.4 Rだった。
X-Pro3との組合せで見違えるように動くようになったXF35 F1.4。
標準域でもあり、風景から近影まで様々な情景を捉える事が出来る。
まさにこれ一本だけで旅に出掛けるのもいいかも知れない。
ちなみに、今回 森崎和宏 氏制作の「X-Pro3 能登」のムービー撮影機材は
FUJIFILM X-H1にほぼXF35mm F1.4一本だったという。
X-Pro3 能登 Different Breed : 高橋俊充
- 2019年11月 1日 17:21
- FUJIFILM X-H1 | FUJIFILM X-Pro3 | Camera & Lens | Days | Design | Food & Drink | Monologue | Movie | Review
世界各国の写真家の強烈な映像が続く中、
能登を旅した「Different Breed : 髙橋俊充 × X-Pro3 |FUJIFILM 」
2分のショートドキュメンタリーです。
金沢屈指の映像作家 森崎和宏 氏の制作で、
作り込み無しの素朴な映像演出が、やさしい能登を自然に映し録ってくれています。
ぜひご覧ください。
Xストーリーにはムービーに納まらない写真やレビュー記事も載っています。
こちらも併せてご覧ください。
Movie shooting with FUJIFILM X-H1
X-Pro3との出会い
- 2019年10月24日 17:17
- FUJIFILM X-Pro3 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
Xとの出会いはX-Pro1からだった。
X-E1、X-E2、X-T1、X100S、X100F...と続く。
やはり中でも、Proシリーズは私にとっても特別な存在である。
Pro1から始まりPro2になってその完成度は上がり、
正直、写真を撮るという事においてこれ以上求めるところがなかった。
そして今回出会う事となったX-Pro3。
初めて見たときの衝撃は忘れられない。
「こんな形にしたの!?」と微笑んでしまう感覚と同時に
「いや、このカメラ。売れるのだろうか...。」と思ったのだ。
しかし、話を聞きながら、触り、使っていくごとに、その不思議な魅力に取り付かれていく。
背面液晶を閉じてしまうと言う強い意志に始まり
撮影スタイルをファインダーに特化したカメラへの思い入れ。
デザインの細かいディテールへのこだわり。
チタニウムボディを採用し、その塗装、質感、肌触りに至るまで
このX-Pro3には、写真好き、カメラ好き、
何よりX-Proを愛する人たちの思いが込められている。
当たり前のように正常進化をとげるPro3ではなく、
カメラはこうあって欲しいと言う原点に立ち返り
強い思いで出来上がったのがこのX-Pro3だろう。
2019年10月23日。発表の日。
サイトにアクセス出来ないという大反響に、正直驚いた。
この捉えようもない魅力を、多くの人がすでに感じ取っていたという事だろう。
今回、このX-Pro3のプロモーションに携わることとなった。
私にとっても思い入れのあるX-Proシリーズであり、大変光栄な事であると同時にその重責も感じる。
少しずつレビューをしていきたいと思います。
先ず、このX-Pro3との旅先に選んだのが「能登」だった。
「能登」は20代の頃から足を運ぶようになり、
30年以上通い続ける、私にとって特別な土地である。
それと同時に私の愛するイタリア、シチリアにも通じる何かを感じる。
ギャラリーを公開しました。ぜひご覧ください。
六本木ミッドタウン「ギャラリーX」にて写真展開催いたします。
2019年11月22日(金)- 12月12日(木)
[開館時間]10:00 - 19:00 (入館は18:50まで)、無休(年末年始除く)
[開催場所]富士フイルム 東京ミッドタウン本社1階 フジフイルムスクエア内
Nokton 75mm
- 2019年8月13日 09:18
- LEICA M10 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
LEICA M10-P / NOKTON Vintage Line 75mm F1.5 Aspherical
レンジファインダーで75mm。
長年使いたい焦点距離でありながら、中々しっくりくるレンズに出会わないもので...。
(と言いながらそんなにいくつも手に入れてはいないけど。)
これまで「HELIAR classic 75mm F1.8」「APO SUMMICRON 75mm F2」を私有したことがある。
HELIAR classic 75mm F1.8は柔らかいボケの中にスッと立ち上がるピントが気持ちよかった。
描写は気に入っていたものの、
LEICAレンズならさらに何かを写し出してくれるんじゃないかと
勝手な妄想とともに手に入れたのがAPO SUMMICRON 75mm F2だった。
(上があるなら見て見たいというのが人間心理ですね。)
そのAPO SUMMICRONは開放からピントはキレがよく、
周辺まで解像度は高く、猛烈に良く写るレンズで非常に気に入っていた。
しかし、使っていくうちにその写り完璧さと裏腹に段々味気ない気もしてきた...。
(人間って適当ですね)
なんだかんだとレンズの重さもあって出番が減り結局手放してしまった。
LEICA M10-P / NOKTON Vintage Line 75mm F1.5 Aspherical
その後しばらく手元には75mmレンズは無かったが、
フォクトレンダーからNokton 75mm F1.5という魅力的なレンズが発売された。
「Vintage Line」というシリーズにやや抵抗があったが、写りは現代的であろう思って手に入れた。
コンパクトで軽量ボディ。
ルックスも良く、非常に美しいデザインではないかと思う。
そしてその写りはと言うと、思いの外クラシカルな描写に振ってあるなと言う印象...。
レンズ構成はゾナータイプだろうか。
開放ではやや滲みがあり、好みも分かれるレンズだろう。
LEICA M10-P / NOKTON Vintage Line 75mm F1.5 Aspherical
レンジファインダーのブライトフレームで、
75mm枠というのは50mmよりも切り取り感が強く、撮っていて楽しい。
しばらくM10には付けっぱなしになりそうな予感がするね。
LEICA M10-P / NOKTON Vintage Line 75mm F1.5 Aspherical
小松安宅漁港はこの日も異常なし。
穏やかな夕暮れだった。
ある高山の日 with X-Pro2 / XF16mm
- 2019年6月 6日 16:20
- FUJIFILM X-Pro2 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
FUJIFILM X-Pro2 / XF16mm F2.8 R WR
令和、初めての旅が高山だった。
20代の頃訪れての二回目ながら想い出の地だったりする。
FUJIFILM X-Pro2 / XF16mm F2.8 R WR
あらためて訪れてみると酒蔵も多く、風情のあるいい町だった。
FUJIFILM X-Pro2 / XF16mm F2.8 R WR
年号の変わるGW10連休の真っ直中で、
この日驚くほどの混雑だったが、また静かなときに訪れたい。
ワイド24mm相当となるXF16mm F2.8 R WRは
X-Pro2とのバランスもよくコンパクトで非常に気に入っている。
描写は決して硬くなく、柔らかい画だと感じる。
XF50mm、XF35mm、XF23mm、そしてXF16mmと
旅には欠かせない小口径コンパクトシリーズが出揃った。
X-Pro2には、もう他要らない気がする。
FUJIFILM X-Pro2 / XF16mm F2.8 R WR
ルックスもコンパクトでいい。
あとは角型デザインのアルミフードを出して欲しい。
ある東京の日 with LEICA Q-P
- 2019年6月 5日 17:02
- LEICA Q-P | Camera & Lens | Days | Design | Food & Drink | Photologue | Review
出張の際などは仕事用の機材とは別に、プライベート用のカメラをいつも持ち歩く。
いつもならFUJIFILM X100FやX70。たまに気分を変えてX-Pro2にXF50mmなどを付けてって感じだったが、
最近では、LEICA Q-Pをよく持ち歩く。
LEICA Q-Pは今年の3月、Q2の発表を見て購入した。
LEICA Q事態は4年も前に発売したモデルで、
LEICA Mユーザーとしてその存在は大変気にはなっていたけれど、
まぁ、気安く手に出来るカメラでは無い事は確か。
しかしLEICA Q-Pのルックスは全く別のカメラと思えるほどの容姿で、
ある意味「これ、カッコイイ」だけで踏み切ったと言える。
っで実際使ってみて、驚くほどLEICA Mユーザーのツボを押さえたカメラだと感じる。
ファインダーこそEVFであるもののM型LEICAで撮っている感覚に近い。
レンズは28mmのF1.7というSummilux。
クロップで35mmの切り替えもシームレス。
まさに28mmと35mmの二本のレンズを持って歩いている感覚。
50mmや75mmはLEICA Mを使い、ワイド域はLEICA Qで撮ればいいと思えてしまう。
さらに写りの良いマクロも強力な魅力で、
LEICA Mユーザーが、こぞってこのLEICA Qを持っているのがよく分かる。
Shot with LEICA Q-P
写真好きにとって、カメラという道具に対しての思いは人それぞれ違うと思うけど、
私にとってカメラは、良く写るという事はもちろん大切だが、
デザインが悪いものは先ず持って歩く気にならない。
その意味では、写りが良いとは別にLEICA Q-Pはこれ以上ないくらいにデザインが気に入っている。
扱いやすいかと言えばそうでもなく、個性的な写りかと言えばそうでもないかも知れない。
しかし、マットブラックにステルスされたLEICA Q-Pのデザインは正に唯一無二の美しさだと感じる。
LEICA Q2もそのうちPが出る日も来るでしょう。
しかし、4700万画素ものプラベートショットは私には必要ない。
LEICA Q-Pは一生ものと言っていいでしょう
(今日の思い(笑))。
夜のGSIX
- 2019年1月22日 17:32
- LEICA M10 | Camera & Lens | Days | Monochrome | Monologue | Review
北陸の昼より明るい銀座の夜。
LEICA M10-P / Super-Anglon 21mm F3.4
X100F SQUAREHOOD aluminium
- 2019年1月21日 16:17
- FUJIFILM X100F | FUJIFILM X100S | FUJIFILM X100T | FUJIFILM X70 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Review
コンパクトなルックスが気に入って愛用していた、X100用のスクエアフード。
プラスチックの質感がややチープではあったのですが、なんとアルミ製になりました。
以前はねじ込みに力尽く気味に食いつかせていたフードも、
アルミ製になった事にともない二重構造となり、
X100のフロントリングを外したねじ込みに、ベースのリングを取付け、
被せのフードを水平に合わせ左右に付いている小さなネジで留めるという仕様に変わりましたね。
角型フードはこの水平の位置決めに気を遣いますが、うまく設計されています。
色味ですが、マットの質感でいい艶加減。
さらにエッジもシャープで、気持ちいいですねー。
X100は定番の丸形フードはもちろん似合うのですが、
さらにコンパクトに収まるこのスクエアフードは、角型フードの中でも非常に気に入っています。
フード一つで雰囲気もガラッと変わるもの。
たまにイメージチェンジして持ち出せば新しいカメラを持って歩いている気にもなります。
さらにアルミ製にはラバーのキャップも付属していて、
これがまたクラシカルでいい味わいです。
以前のプラスチック製も悪くないのですが、アルミ製はやっぱりいいですね。
現在、在庫切れのようですがオススメです。
ちなみに問合せの多い当ストラップは
eBayで以前購入したもので、メーカー不明です。
ストラップはカメラの印象を変えるので気に入ったものを見つけると
思わず手を出してしまいます。
個人的CAMERA OF THE YEAR 2018
- 2018年12月29日 11:52
- FUJIFILM X-Pro2 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
FUJIFILM X-Pro2 / XF50mm F2 WR
もはや超の付く個人的なCAMERA OF THE YEARですが、
2018年はFUJIFILM X-Pro2です。
今年も一年様々なカメラを手にしました。
意気込んで買ったものの、残念ながら早々に手放したカメラもあります。
そんな中、このX-Pro2は一昨年前、発売と同時に購入したカメラです。
途中グラファイトに色が変わるなど謎の変化はありましたが、
今年一年、仕事以外で一番持ち歩いたカメラはX-Pro2です。
様々なカメラを手にした事で、今更ながらその良さを再認識しました。
Xシリーズの原点でもあるX-Pro2は、
その後登場しているX-T3やX-H1、さらにGFXシリーズとは異なるXの魂を感じます。
Xシリーズも今ではエントリーモデルから動画に力を入れたハイエンドモデルまで様々です。
マーケティング的にも必要な部分だと思います。
その中で、やはりX-Pro2はそういうところは抜きにして
純粋にカメラとしてFUJIFILMが作りたかったカメラではないかと思うのです。
材質や塗装、シャッター音については、心地いい音を求め様々な素材でテストしたと聞きます。
ただ良く写るだけの道具ではなく、撮り手と対話できるカメラだと感じます。
FUJIFILM X-Pro2 / ZHONG YI OPITCS SPEEDMASTER 35mm F0.95Ⅱ (ACROS)
FUJIFILM X-Pro2 / ZHONG YI OPITCS SPEEDMASTER 35mm F0.95Ⅱ
今年は純正XFレンズ以外に社外レンズもいろいろ使ってみました。
中でもZHONG YI OPITCSのSPEEDMASTER 35mm F0.95Ⅱはすばらしいレンズでした。
まさに開放からシャープで立体感があり、ボケも見事な溶け具合です。
X-Pro2とのバランスも良く、光学ファインダーで撮るも良し
EVFでのピント合わせはかなり気持ちいいものです。
仕事でのメインはほとんどX-H1となっていますが、
その分、日常一番持ち歩いたのはX-Pro2でした。
グラファイトエディションになってから買って満足して、
やや防湿庫に納まっていたX-Pro2ですが、
XF50mm F2を購入を機にいきなり出番が増え
様々な社外レンズとの組合せで遊び心もでてきました。
シャッター音もX-H1やM10-Pのような息を潜めたような音に慣れた体には、やや大きくあたりますが、
小股の切れ上がったような心地良いフィーリングは他にはないものです。
あらためてX-Pro2の良さを感じた一年でした。
と言うわけで(超の付く)個人的CAMERA OF THE YEAR。
2018年は、FUJIFILM X-Pro2となります。
新しい機材にワクワクするのも楽しいですが、長く愛せるカメラがやはり良いですね。
ここ数日の記事からCAMERA OF THE YEARは雰囲気LEICA M10-Pでしたが、
M10-Pの真価は今後のLEICA次第という気がしています(謎)。
M10-P、X-Pro2。いずれにしろ、長く持ち続けたいと思えるカメラが一番ですね。
今年も一年沢山の機材に出会いました。ありがとうございました。
2nd LEICA First year
- 2018年12月28日 14:43
- LEICA M10 | Camera & Lens | Days | Design | Monochrome | Monologue | Review
LEICA M10-P / LEICA Super-Angulon 21mm F3.4
2018年 第二期 ライカ元年。
へんな言葉(?)。
2007年にLEICA M8を手にしてから11年。
M9、M9-P、M-P(typ240)、M Monochrom(CCD)、M10、M10-P。
フィルム機ではM4と、ライカ・レンジファインダーを使い、
様々なMマウント、Lマウントレンズを手に入れて来ました。
2012年頃からFUJIFILM X-Pro1に始まり、FUJIFILM Xを使うようになってから
フィルムライクな色乗りの良さとレンズの良さに、仕事はもちろん自身の作品もFUJIFILMを使いようになり、
徐々にLEICAの出番が減ってきました。
そんな中、今年、Mマウントレンズをかなり手放しました。
言い方悪いですが、良く写るだけのレンズは要らない(悪っ)。
LEICAでは、その時代その時代の趣の感じられるレンズを使いたいと思うようになり、
自分が好む描写のレンズをひとつひとつ物色し、何本か手に入れました。
その一本がNoctilux 50mmであり、
もう一本がSuper-Angulon 21mm F3.4です。
LEICA M10-P / LEICA Super-Angulon 21mm F3.4
レンジファインダーで21mm。
この焦点距離には思い入れがあります。
これまでZeissやVoigtländerなど色々手に入れてきましたが、
LEICAレンズは高嶺の花で、中々縁がありませんでした。
LEICA Super-Angulon 21mmは、フィルム時代にはファンの多かった銘玉ですが、
デジタルでの使用において問題も多く敬遠されがちでした。
そんな理由からか相場価格も一時ほどではありません。
もちろん人気レンズだっただけあって良い状態のものを探すには簡単にはいきませんでした。
現在手に入れた満足行く状態のものは二本目です。
LEICA M10では色被りなどはあるものの、周辺まで気にするほどの像の崩れはなく、
さすがLEICA、自社製のレンズとなればオールドレンズながらしっかりカバーしているなと感じます。
LEICA M10-P / LEICA Super-Angulon 21mm F3.4
レンズの特長としては、
歪曲がほとんど無く、周辺に向かって緩やかに光量落ちがあり、
劇的にシャープな印象はなく、十分なコントラストと柔らかい階調がいいですね。
僅かに残る色被りもLightroomの段階フィルターを使い
補正プリセットを登録すればそんなに困るものでもありません。
それより、このレンズの良さはなんと言ってもルックスでしょう。
LEICA Mボディにコンパクトで短い鏡胴。
それに肉厚で重量感のある角型フードは、理屈抜きに美しいです。
カメラの美しさはレンズで決まる。レンズの美しさはフードで決まる。
総じてカメラの美しさはフードで決まる!!
この名文句は、まさにSuper-Angulonのためにある言葉じゃないでしょうか。
(そんな言葉、どこにも無いけど)
欲を言えばLEICA製の角型ファインダーがいいのですが、
いいものが無いのと、あっても中々手が出ません。
それより、Voigtländerの小さな丸形ファインダーは、
見えも良く、レンズとのバランスも良いので気に入っています。
いや格好いい。
これ見てるだけで日本酒が二合はいけます(そんな呑まない)。
LEICA M10-P / LEICA Super-Angulon 21mm F3.4
現在、M、LマウントレンズはLEICAのみとなりました。
さらに現行レンズはSummilux 50mm ASPH.だけです。
常に何本か持っていたVoigtländerは今は無くなりました。
Voigtländerは決してLEICAレンズに手の届かない人が買うレンズではなく、
一周回って、色々知り尽くしてあらためて手に入れるレンズかなと思います。
現に、新しく出たCOLOR-SKOPAR 21mmやULTORON 35mmなど大変魅力的です。
ある意味、新しいライカレンズよりも企画力があり使ってみたくなるのはVoigtländerかも知れません。
(しかしヴィンテージとかクラシックとか付けるのはやめた方がいい。本物感がありません)
正直、このSuper-Angulon 21mmを手に入れるときにはCOLOR-SKOPAR 21mmとも悩みました。
間違いなくCOLOR-SKOPAR 21mmの方が良く写りそうですからね(笑)。
機会があれば手に入れたいレンズです。
LEICA M10-P / LEICA Noctilux 50mm F1
LEICA M10-Pを手にしてから、大きくレンズ構成が変わり、
しばらく燻っていたライカ熱が再沸騰した感があります。
まさに、2018年 第二期 LEICA元年。
来年あたりこれらのレンズを持って、
またイタリアへ行きたいなと思う、2018年、年の瀬です。
ノクティルックスという幻想
- 2018年12月26日 20:12
- LEICA M10 | Camera & Lens | Days | Monochrome | Monologue | Review
LEICA M10-P / LEICA Noctilux 50mm F1
LEICAを使う者なら誰もが手に入れたいと思うのがNocitiluxではないでしょうか。
私自身LEICAを初めて手にしたことから、使いたいレンズの一つではあるものの、
当然ながら、じゃ買って見ようかって気軽に手に入れられるものではありません。
それなりの気持ちと心意気がないと手を出せるものではないのがNoctiluxでしょう。
この秋、LEICA M10からM10-Pに移行しました。
個人的にはシャッターのフィーリングがしっくり来ないとか、いろいろはあったものの
LEICA M9から始まり歴代「P」を手に入れてきて、
それはひとえに、M型ライカに赤バッチは似合わないと思うからでです。
さらにフィルム時代のLEICAと同等の薄さになったM10ボディに、
エングレーブされたLeicaロゴの格好良さは、
M10で最終と思っていた自身にとって、
手に入れないわけに行かないという事になり思いきって移行しました。
当然ながら、M10がM10-Pになっても同じ画という事もあり、中々写欲も上がりません(汗)。
これは最後のLEICA導入記念に、憧れでもあったNociluxを手に入れようという事になったわけです。
さらっと言ってますが、これは大変な事ですよ。
石橋を叩いても「丈夫だね」と渡らずに帰るタイプの私が、
大物Nocitiluxを手に入れようと言うわけですから、それはもう大事です(笑)。
Noctilux 50mmは、初代非球面F1.2。球面F1。現行の非球面F0.95と大きく分けると三種類。
私が選んだのは球面のF1。
実際、球面F1を細かく分けると何世代もあり、E60の前期でバヨネット型のフードのものです。
どうして、数ある中この世代なのか等など、書き出すと年を越しそうなのでやめておきます。
さらに状態もどの程度のもを手に入れる、どこで手に入れるなど、
決して安くないレンズを思いきって買うわけですから、
想像を絶するくらい調べ上げるわけです。
正直これがレンズを手に入れるまでの一番楽しい時間でもあります。
そしてついに、自身の求めていたレンズを手に入れることが出来ました。
ざっと割愛しましたが、山あり谷ありで当レンズで二本目です。
一本目は非常に写りは良かったのでですが、僅かに満足行かないところがあり返品しました。
オールドレンズとまでは言わないものの、それなりの時代の中古レンズ購入は一筋縄ではいきません。
やはり、知らなかった事や謎も多く、いろいろ調べたり、聞いたりとで
大変学ぶことも多かったですね。
この熱意は、自分でも驚くくらい尋常じゃないものです(笑)。
LEICA M10-P / LEICA Noctilux 50mm F1
前置きはさておき、ようやく手に入れたNoctilux。
その写りはまさに唯一無二。
これまで感じた事のない気持ちにさせてくれるのでした。
力強いピント面と何か幻想を見ているかのようなボケ味。
なんとも表現の出来無い魅惑的な写りなのです。
これまで、いわゆる標準50mm、F1クラスの大口径レンズを何本も手に入れてきましたが、
それらはNoctiluxのような写りであったり、それをオマージュする描写ではあるものの、
Noctiluxではないのです。
当然、撮り比べてプリントなどしたときに違いを感じるか?と言われれば答えられ無いかも知れません。
しかし、レンズとは決して結果が全てでは無いものです。
素通しのガラスファインダーを覗き、ブライトフレームに思いを込めてシャッターを落とす。
それがNoctiluxを通して写し出された画には、ほかの何ものにもない画を感じるのです。
それがそのレンズを選ぶすべての理由だと思います。
LEICA M10-P / LEICA Noctilux 50mm F1
これまで知人や人からNoctiluxを借りてM9やM typ240で撮影したことはありますが、
正直、ピントが合っていたことがほとんどありませんでした。
Noctiluxは、ボディとレンズと両方合わせて調整しないと合わないような事を聞いたことがあります。
しかし今回手にした二本のNoctiluxは、距離計で気持ちいいくらいピントが合いました。
そこにはM10のファインダーの見えの良さがあります。
何度かオールドレンズのメンテナンスをお願いしたことのある中村さんの話では、
Noctiluxもそれなりに状態のいいものであれば、ピントが合わないということは無いとの事でした。
もちろん、フィルム時代の設計ですので、フィルム機基準のピントレベルではありますが、
私自身DGSMデジタルネガを用い、銀塩プリントを前提に写真を撮影しているのでなんの問題も感じません。
M10のファインダーによって、こんな気持ちよくNoctiluxを味わえるなんて大変嬉しいことです。
今のデジタル時代に置いて、フィルム時代とは違い、想像も出来ないくらいにレンズ性能は求められています。
5000万画素クラスに耐える解像力や、ボケの柔らかさ、美しさ・・・
高性能で良く写るレンズを突き詰めていけば、個性も出しにくいものでしょう。
逆に言えばよく写るレンズが欲しければ、最新のものを手に入れれば済むわけで、
それはライカレンズでなくてもいいかも知れません。
しかし、LEICAを使いレンジファインダーで撮る写真については、
そんなに良く写らなくとも個性があり、
写っていない部分を想像させるくらいがいいんじゃないかと思うようになってきました。
距離計で気持ちよくピントが合い、あとはそのレンズ味わいを感じられれば十分です。
そして、なんと言っても見た目も大事です。
よき時代のM型ライカのルックスを持つM10-Pには、
現行レンズより、その時代のLEICAレンズが似合いますね。
ん〜、エエヤツだ。
苦労して手に入れたものは一生ものです。
LEICA M10-P / LEICA Noctilux 50mm F1
75の眼いろいろ XF50mm F2
- 2018年6月19日 10:34
- FUJIFILM X-Pro1 | Camera & Lens | Days | Design | Food & Drink | Photologue | Review
FUJIFILM X-Pro2 / XF50mm F2 WR
レンジファインダーで75mmというとApo summicronで最短70cm。
さらに開放で撮ろうと思うとピントはシビアで、
特にLEICA M10の解像度となるとEVFを使わないとほぼ合わないというのが現実。
それから持ち替えてXF50mm F2を使うと、最短39cm。AFは俊速で、驚くほど使い勝手がいい。
X-Pro2とのセットで防滴も併せ持つので、撮れないものが無いくらい。
まあ、えらい気に入りようです(笑)。
やや鮮度に飢えていたX-Pro2もここのところ常備状態。
食事処で75mmって中々の距離感。
普通なら立って壁に背中をすり寄せて撮るくらいの勢いだった(笑)。
ま、そこまでして撮らないのだが、最短39cmだと気軽に撮れる。
FUJIFILM X-Pro2 / XF50mm F2 WR
いろいろとご馳走様でした。
75才の眼 XF50mm F2
- 2018年6月15日 17:25
- FUJIFILM X-Pro2 | Camera & Lens | Days | Monologue | Photologue | Review
FUJIFILM X-Pro2 / XF50mm F2 WR
よく好みの焦点距離は年齢とともに伸びていくと言われる。
Summilux 35mmが一番の愛玉だった自分も知らないうちに50mmを持って出る事が多くなり、
最近では、75mmという焦点距離が面白く、好んで使うようになってきた。
まだまだそんな歳ではないが、標準より少し長い75mmというのは
意外と填る絵というのがあるようで、無いようで・・・。
結局中々手強い存在・・・。
ようは、それが75mmの面白いところ。
結局、すっと眼に飛び込んで来る被写体が、丁度納まる焦点距離だろうと思う。
まさに、撮り手の視線がストレートに捉える絵。
次々シャッターを落としたくなる焦点距離だろうか。
出た当初からこれは買うね!と思っていたレンズXF50mm F2。
と言いながらXF56mm F1.2があるとか、LEICAレンズでアポズミクロン75mmを持ってるとかで、
中々手に入れるタイミングがなかった当レンズ。
ようやく購入してじっくり撮ってみると、想像通り驚くほど佳いレンズだった。
「佳い」って言うのは、「良い」っていうのとちょっとニュアンス違っていて、秀逸な写りに感じる。
これは50mmの焦点距離に対してF2という開放値から極端なボケの演出がないことから来るのかも知れない。
ピントピークはキリッと立って、背景はクセ無くやわらかくぼけていく。
もちろん大きなボケが生まれるわけではなく、程よいボケ味というか、大人な画作りという気がする。
XFレンズはどれも個性があり秀作が多いけれど、これは私の中で5本の指に入るね。
久しぶりに付けっぱなしで出歩きたくなるレンズになりそう。
いつもの安宅漁港にて。
FUJIFILM X-Pro2 / XF50mm F2 WR
X-Pro2のグラファイトと合うかなと思ったので、XF50mm F2 はシルバーにしてみた。
合うのは合うけど、良すぎて目立ちすぎかという気もする(汗)。
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50mmのAPS-C、35mm版換算で75mmの良い作例として、
SIGMA DP3のセイケトミオ氏の写真がある。氏の写真なんか見ていると素直にいいなーと思いますね。
こんなコラムサイトがあります。
いいですよ。
CLOAK for LEICA 発売いたします。
- 2018年6月13日 17:06
- Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Review
アンリ・カルティエ・ブレッソンのスナップの手法では、カメラは手に納まるコンパクトなボディで、周囲に溶け込み撮られるものに抵抗を与えない事と言われている。意匠は主張せず、機材は決してひけらかすものでは無く、あくまで控えめに持ち歩きたい。そんな中でも自身のアイデンティティとしての印を身にまとう。
「CLOAK for LEICA」は、そんな想いを持つ写真家のために創られたエンブレムです。
素材は人工大理石や樹脂を用い、質感にもこだわっています。
装着はシールテープにてロゴの上に貼り付ける事で、ボディを加工することなく装飾する事が出来ます。
2019年9月 全生産分を販売完了いたしました。ありがとうございました。
基本カラーは、BLACKとWHITE。
BLACKは無地。WHITEは僅かな大理石の模様が入ります。
(2018年8月現在 BLACK WHITEともに僅かな光のアクセントが付きます)
CLOAKはドーム状で、LEICA エンブレムに被せる形でシールテープで貼ります。
(発送は発売後となります。)
2019年9月 全生産分を販売完了いたしました。ありがとうございました。
素材:人工大理石
装着はシールテープにてロゴの上に貼り付ける事で、ボディを加工することなく装飾する事が出来ます。
写真は装着イメージです。写真のカメラボディ及びレンズは付属いたしません。
LEICA M10など直径10mmのLEICAエンブレムに被せて使用できます。
※LEICA M typ240など直径12mmのLEICAエンブレムでは使用できません。
企画・デザイン:高橋俊充デザイン室
デザイン・製作:secca
熱海の日
- 2018年6月12日 13:19
- LEICA M10 | FUJIFILM X70 | Camera & Lens | Days | Food & Drink | Monochrome | Review
LEICA M10 / LEICA Elmar 5cm F3.5
初めて訪れた熱海。
LEICA M10にElmar 5cm。FUJIFILM X70。
二台のカメラは、なにか申し合わせたかのようにやわらかい光を写し出してくれましたね。
完全にタイムスリップしたようです。
FUJIFILM X70
LEICA M10 / LEICA Elmar 5cm F3.5
宿について一息ついてから駅前を散策してみる。
ここも何か懐かしい香りが残ります。
LEICA M10 / LEICA Elmar 5cm F3.5
なぜかElmarは全部縦位置....。
そんな街並みです。
LEICA M10 / LEICA Elmar 5cm F3.5
FUJIFILM X70
LEICA M10 / LEICA Elmar 5cm F3.5
そして熱海の朝焼け。
日本海側で生まれ育ったものにすると、海から陽が登るって新鮮なものです。
ありがたいご来光。
FUJIFILM X70
週末旅行という言葉が似合う、熱海。
機会があればまた訪れてもいいかな...。
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これとは別に「SNAPS ITALIA 210-2107」絶賛発売中!
写真集 SNAPS ITALIA 2010-2017 on Amazon
- 2018年5月23日 15:46
- LEICA M10 | LEICA M Monochrom | LEICA M-P (Typ 240) | LEICA M9 | FUJIFILM X-Pro2 | FUJIFILM X100F | FUJIFILM X70 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Review
写真集「SNAPS ITALIA 2010-2017」がAmazonからも購入できるようになりました。
Amazonユーザーの方は、何かのお買い物ついでに、サクッとお求めいただけます。
ぜひどうぞ!
A4 横型変形(W220×H300mm)80P
カラー48P+特色3色によるモノクロ32P
コデックス装+カバーによる特別装幀本です。
本文は4色カラー+ニスと、3色モノクロ+ニス。
表紙カバーは7色+ニス+ホワイトスタンピング。
造本設計からアートディレクションにデザインと、
私自身で制作したこだわりの作品集です。
カラー、モノクロームともにオリジナルプリントを再現するべく何度も色校正で調整し、
刷り出しでは山田写真製版所・プリンティングディレクター熊倉桂三さん、黒田典孝さんとともに立ち会い、
色、質感ともに味わい深く、さらに非常に美しい写真印刷となっています。
私の写真作品集としてはもちろんですが、
高品位オフセット印刷のPHOTOBOOKとしても大変見応えがあります。
ぜひお買い求めください。
もちろんBASEからも購入出来ます。
こちらは一応公式ECなのでサイン入りだったりしますよ。
FUJIFILM X × 75mm F2
- 2018年5月19日 15:11
- FUJIFILM X-Pro2 | Camera & Lens | Days | Monologue | Photologue | Review
FUJIFILM X-Pro2 / XF50mmF2 R WR
FUJIFILM XのF2シリーズ。
防滴仕様で単焦点コンパクト。
ラインナップも充実して今や三兄弟と化している。
大口径に振らず、ルックス共々大人な感じで凄くいいなと思います。
しかしながら私個人的には、XF23mm F2しか持っていない。
それもGraphite X-Pro2とセットだったためという、ある意味タナボタ(汗)。
ま、ラインナップは揃えればいいってものでは無いので(笑)。
XF23mm F2の写りはX100Fの23mm F2のそれとは大きく違って
開放からシャープで驚くほどキレがいいので気に入っています。
XF35mm F2の方は、個人的にXF35mm F1.4の描写がものすごく好みなので
なんだかんだと購入には至ってません...。
そしてXF50mm F2。
このレンズ、発表当初から凄く気になっていました。
35mm判換算で75mmというのはレンジファインダーではお決まりの中望遠なのですが、
これって意外と難しい焦点距離だと思います。
特にレンジファインダーではピントもシビアになり速写するという感じにはなりにくい。
どちらかというとじっくりフレーミングしてシャッターを落とすという...。
と言いながらレンジファインダーのブライトフレームではフレーミングなんて追い込めませんけど...。
そこで出たのがXF50mm F2。
F2シリーズはコンパクトさにあわせて速写性を誇ります。
75mm相当で速写性もあるとなれば、
これって何よりも75mmに適したレンズではないだろうかと、勝手に思うのです。
FUJIFILM X-Pro2 / XF50mmF2 R WR
標準50mmから、75mmとなるといきなり切り詰める感覚になる。
これがフレーミングの面白さでしょう。
描写に関してカリカリにシャープな画作りではないですね。
ピント面はキリッとしているものの、意外とその表現はやさしく
それに加えてボケの柔らかさがいいのです。
FUJIFILM X-Pro2 / XF50mmF2 R WR
佳いですね〜。
このレンズ。
と言いながら、実はこのレンズ借り物なんです。
これは買いますね(笑)。
FUJIFILM X-Pro2 / XF50mmF2 R WR
LEICA M10 × 7artisans よく写さないレンズの良さ。
- 2018年5月15日 16:38
- LEICA M10 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
7artisans。
七人の匠が創っているのか?
LEICA M10 / 7artisans 50mm F1.1
ヒトはよく写るレンズを求め、
次ぎに求めるのは、
よく写る事にプラスして表現力のあるレンズだろうか。
さてこのレンズは何になるのか...。
よくは写らない。
表現力があるかと言えば、ある気はする...。
個性的だとは言える。
開放はF1.1。
最近の優良レンズレビューで聞き飽きたフレーズ「開放からピント面はシャープで...」
ってことは全く無く、ホワホワである。
なんならどこにもピントが合ってる気がしない。
レンズ構成はゾナー。
ボケ味がきれいかというとそうでもなかったり。
中々の歪みもある...。
ここまで何一つ褒めていない。
正直褒める言葉が見つからないのだが、
楽しめるレンズと言えば、久しぶりに楽しいと感じるレンズである。
撮るものすべてを夢の中に誘ってくれる。
強い周辺光量落ちに、流れるようなボケ。
ヒトは肉眼で見たままをカメラに納めたいとは思っていない。
写真に写す事で何か違う世界を表現したいと思っている。
これこそレンズを通して写し出された、写真本来の喜びかも知れない。
このレンズを使うと忘れかけていた写真本来の楽しさを思い起こさせてくれる。
七人の匠はその事を考え、創りあげたのだろうか...。
そうでなくてもこのブランドネームがそれを想像させる。
楽しくてしばらくカメラにはこのレンズを着けっぱなしであった。
そしてここに来て感じるのは、よいレンズのありがたさである。
逆に(笑)。
あらためてSummilux 50mm ASPH.なんて腰抜けるようないいレンズだ。
この繰り返しがレンズ遊びの楽しみなんだろう。
LEICA M10 / 7artisans 50mm F1.1
X100F SQUARE HOOD
- 2018年5月 2日 15:45
- FUJIFILM X100F | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Review
X100Fのフードと言えば円形でスリットの入ったあれですよね。
純正でありイメージも定着し、ルックスともにばっちりカッコイイのですが、
折角のコンパクトボディを生かすべく、小さめのフードがないものかなと探していました。
さらにスクエアで・・・。
色々キーワードを並べ検索しているとありましたね〜。
その名も「SQUARE HOOD」。
まさにそのまま(笑)
正面から見ると、XpanやXT1なんかを彷彿させます。
っと思ったのは私だけでしょうか(笑)
SQUARE HOODのサイトはスウェーデンで、商品自体はプラスチックです。
遠目にはブラックペイントにも見えなくもないです(笑)。
取付は、X100Fの先端リングを外し「カポッ」とはめます(やや力ずく)。
しかし、これが、外そうとすると結構な力ずくとなります。
ま、はまってるだけなのでスカスカだと外れてしまいますからね。
しかし、付けたら外せないようなヤバイフードはいやですよね〜。
そこで使ったらいいのが49mm-49mmのアダプターリングです。
ようは49mmのフィルター枠だけのものです。
これを間に入れる事で、フィルターを外すようにフードが取り外す事が出来ます。
当然、ワイコン、テレコンの付け替えも容易になります。
いや〜、カッコイイです。
先日のトークイベントで下げていたら結構質問されましたので記事にしました。
よければぜひ注文してみてください。
結構チープな輸送で届きます。それがまた楽しいです(笑)。
追記:
2019年アルミニウム製のSQUARE HOODが登場しました。
動くX。X-H1
- 2018年4月 2日 16:41
- FUJIFILM X-H1 | Camera & Lens | Days | Monologue | Movie | Photologue | Review
FUJIFILM X-H1。
正直、これ、待っていました。
仕事の機材を光学一眼レフから、X-Pro2以来完全ミラーレスに移行して2年余り。
X-T2の登場など、様々なファームアップにより、仕事をする上に置いて何の支障もありません。
しかしながら、ニコン、キヤノンと言った光学一眼レフはミラーレスとは違います。
それはなんというか、やはり存在感でしょうか。
強靱さや質感、剛性感・・・。そしてそれなりのボディサイズから来る操作性の違いです。
ミラーレスの良さと言えばやはりコンパクトさでしょう。
それはサイズも含め軽量化などによる携帯性は大変ありがたいものです。
しかし、いざ撮影に集中して操作するときにはコンパクトさよりも操作性を求めます。
都合のいい位置に扱いやすいスイッチ類など。
何かコマンドスイッチを押しながらダイヤルを回して云々というのは、決して扱いやすいものではありません。
やはり操作系は出来るだけ直接押したり回せるに限ります。
その点FUJIFILM Xは、操作性に置いてもうまいバランスだと感じますが、
個人的にはX-T2ももう一回り大きくてもいいのに・・・と思っていました。
そう、X-H1はその一回り大きいヤツなのです(笑)。
そしてさらに搭載されたのがボディ内ブレ補正。
XF16-55mm F2.8は、全域開放からシャープで大変優秀な描写ですが、僅かなブレがあってもその解像力は発揮出来ません。
それがボディ内手ブレ補正により、手持ちでもその真価が発揮出来る事になります。
さらに力の入っているのが動画性能です。
Xがこれまで力を入れていなかったところが動画でしょう。
私は、この動画撮影のためにSONY α7sなど手に入れて見ましたが、
操作性の違いや、色味、様々な点から結局あまり使うことはありませんでした。
う〜む、Xで動画録れればすべて済むのに・・・。
それは多くのXユーザーが望んでいたことでしょう。
そして、X-H1で、その動画性能もバリバリ手に入れることになりました。
手ブレ補正に、タッチパネル、動画モードも非常に細かく、やりたかったハイスピード動画も後編集無くとも手軽に撮影出来ます。
カメラに結構いい動画機能が載ったという程度ではありません。
こいつは本気ですね。
さらにフィルムシミュレーションにエテルナなどなど、もうたまらんやつです。
早速テストがてらMareを連れて安宅海岸です。
FUJIFILM X-H1 / XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
ざっくりAFで撮影したものの、ピント送りも結構自然です。
手ブレ補正に関してはレンズ内ブレ補正もあわせて強烈ですね。
揺れなどによる気持ち悪さはほぼありません。
この程度の撮影なら、もう大げさなジンバルなんてものも不要でしょう。
いや〜X-H1。エエヤツだ。
もちろん動画性能のみならず、様々なところがプロユースです。
レンズの高性能巨大化に耐えるべく強靱ボディは手に伝わってきますし、
GFXにもある上面の表示パネルや、スイッチ類の細かい位置、サイズなどなど
結構練られていますね。
いや〜、まさにXの全部載せとはこの事でしょう(笑)。
逆に、立派すぎてこのボディ、気軽なスナップには持って歩く気がしないですね・・・(汗)。
そんな時に、X100FやX-Pro2があるので、それもよしです(贅沢)。
とにかく、Xのレンズ、Xの色で動画が録れるのが嬉しい。
購入からガンガン使っているので気になる点ももちろんありますが、
そのあたりはファームアップでいい感じにしてくれるのがFUJIFILMでしょう。
FUJIFILM X-H1 / XF55-140mm F2.8
高速連射や、動体追尾など、X-T2越えてます。さすがXのフラッグシップモデル(?)。
いや〜いいですね。
これで当分カメラボディ買わなくていいでしょう。
もう気軽に2とか出さないでね。
愛する瞳
- 2017年5月10日 14:27
- LEICA M10 | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
いつもの居場所で家人の帰りを待つ...。
LEICA M10 / Summilux 50mm ASPH.
X100F 初夏に見る秋の京都
- 2017年5月 8日 15:03
- FUJIFILM X100F | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
季節は廻る。
桜の季節も通り越しもう初夏の陽気。
このブログもこの時期まで紅葉押しとは、中々な事になってしまった(笑)。
どの季節に見ても秋の京都はいい。
昨年の秋は11月中旬に京都を回った。
少し日にちをずらすだけで見頃のポイントも変わってくる。
今度はどの時期がいいか・・・。
本当に何度でも訪れたくなる。
京都の魅力は深い。
FUJIFILM X100F
X100F 京都STREET
- 2017年5月 8日 14:42
- FUJIFILM X100F | Camera & Lens | Days | Review
町を歩いていても、何気ない風景に京都は特別なところだと感じる。
shot with FUJIFULM X100F
X100F 京都 嵐電沿線 その一
- 2017年3月 4日 17:02
- FUJIFILM X100F | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
四条大宮。朝6時。
この日、嵐電一日乗車券を使い、沿線沿いをまわる。
どれだけ人が多い秋の京都と言えども早朝は人もまだ少ない。
朝の光が斜めから差し込む嵐山の紅葉はまた格別。
薄暗い竹林もほとんど人が居ない。
っと歩いて行けばその先に三脚を据えてカメラを構える人が並んでいた...。
FUJIFILM X100F + WCL-X100
竹林の中から、天龍寺の紅葉が光をうけて浮き上がる。
この日、天龍寺は早朝参拝が出来、中々見られない時間の紅葉を見る事が出来た。
FUJIFILM X100F
FUJIFILM X100F + TCL-X100
朝靄のかかった保津峡。月がきれいだった。
FUJIFILM X100F + WCL-X100
X100F 23mm FUJINONの画
- 2017年2月21日 11:00
- FUJIFILM X100F | Camera & Lens | Days | Monologue | Photologue | Review
X100Fの持つレンズ。23mm F2 FUJINON ASPHERICAL LENS。
これは初代X100から変わらない。
開放では柔らかさを持ちながらピントの芯はしっかりある。
画としては決して力強い描写ではなく、なにかオールドレンズを感じさせる。
そのレンズが今回X100FではX-Trans IIの2400万画素と組み合わされる事となった。
X100のファンからするとその描写は気になるところではないかと思う。
実際写し出されてみると、2400万画素となっても変わらぬ味わいがあり、
さらに画素数アップにより、このレンズの本当の画を見る事が出来た気がする。
これが想像以上に解像力だったのです。
遠景ながら、開放でも驚くほどの繊細で、なおかつ描写には風合いがあるという、
まさにX100の世界は2400万画素によって花開いた感がある(やや言い過ぎか)。
これはキレのいいX23mm F2とはまた違った味わいの画ですね。
写真は京都嵐山の紅葉。
まだ薄暗く絞りはF2開放だった。
原寸で見ると紅葉の葉は一枚一枚解像し、写真の雰囲気はなんとも幻想的だ。
FUJIFILM X100F
X100F 金沢
- 2017年2月16日 19:00
- FUJIFILM X100F | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
FUJIFILM X100F。
自身、X100シリーズはX100Sから始まりX100Tと愛用してきた。
日常はもちろん、ちょっとした外出から、遠くはシチリアでも常にそばにあった。
そのX100の四世代目、X100Fとともにカタログ作例のため秋の金沢、京都と歩きました。
私にとってのX100は、二台持ちのその一台と言う事が多かったのですが、今回はX100F一台のみというスタイル。
これだけ集中してX100一台で被写体に向き合うのは初めての事。
ソリッドになった外観は前の記事で書いた通り、持っているだけで何かうれしくなるのはもちろんですが、
2400万画素、X-Trans CMOS IIIを搭載したX100Fは、
中身も別のカメラと感じるほどのポテンシャルを持っていました。
というかX-Pro2以降、この一段ステージの上がったXシリーズに慣れた体は、もう後戻り出来ません(汗)。
人間とはつくづく贅沢な生き物だなと...。
しばらく、作例とともに、思いのままレビューを綴っていきます。
shot with FUJIFILM X100F
X100F DESIGN
- 2017年1月31日 09:12
- FUJIFILM X100F | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Review
四世台目となったX100。
センサーが2400万画素となって様々なブラッシュアップが施され、大きく変貌を遂げたX100Fだが、
やはり何がよくなったって、とにかくデザインがいい!
X100伝統のシルエット、サイズ感はほとんど変わらないが、
ややクラシカルであったディテールをそぎ落としスマートにリファインされた。
正面から見たトップにかかる左右の角度もまっすぐ立ち上がり、
撫で肩感なく非常にボクシーになった。
私的Camera of the Year 2016
- 2016年12月31日 11:33
- LEICA M Monochrom | FUJIFILM X-T2 | FUJIFILM X-Pro1 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Review
2016年も大晦日。
今年も投稿疎らなブログですが訪問いただきありがとうございます。
これもまた不定期にやっていた私的Camera Of The Yearですが、
2016年はFUJIFILM X-Pro2を選びました。
X-Pro2についての私の想いは「レンジファインダーというカメラ」などで
くどく書いていたのでもういいかなというところですが、
このカメラの登場によって、私の中のLEICAに対する思いや
LEICAに求めるところも大きく変わった年でした。
そして続くX-T2の登場により光学一眼レフはすべて手放すことになりました。
操作性が直感的で、すべて目に見えて直接操作できるダイヤル類は、
ミスは許されない仕事の現場においても助かります。
さらにダイレクトにフォーカスポイントが移動が出来るジョイスティックなんて一度使ったらもう戻れません。
また2017年に発売されるGFXも気になるところです。
自身の守備範囲に置いて中判デジタルまでは必要ないと思っていたものの
昨今のFUJIFILMのプロモーションを見てると使いたい気になってきます。
いや〜、人の物欲は止まるところを知りませんな〜(笑)。
カメラとは別に個人的にこだわりどころにカメラバックがあります。
これこそ奥が深く、人それぞれ使い方も違いますし、
撮り手十人居れば求めるバックも十通り要ることでしょう。
私のお気に入りはONA BAG。
昨年から大、中と買いそろえてこの暮れに欲しかったレザータイプのBOWERYを手に入れました。
レザーのためどうしてもやや重いのが難点ですがハンドメイドで造りもしっかりしていて
LEICA MやX-Pro2のように使い込むほどに味わいが出てくるバックです。
来年はこのバックにカメラ一台、レンズ一本なんか突っ込んで
またイタリアのどこかの街を歩きたいなと思っています。
2016年、今年も一年ありがとうございました。
LEICAと10年
- 2016年12月 9日 19:50
- LEICA M Monochrom | LEICA M-P (Typ 240) | Camera & Lens | Days | Design | Monochrome | Monologue | Photologue | Review
LEICA M Monochrom / LEICA Elmar 5cm F3.5
レンジファインダーを日常カメラとして使うようになって20年余り・・・。
そしてLEICAを手にすることになって10年が経った。
2006年にLEICA M8を買ったのが最初で、
LEICA M8、LEICA M9、LEICA M9-Pと、フィルムはLEICA M2、LEICA M4。
時代や環境からほとんどがデジタルではあるものの、デジタルだから知り得ることも多かった。
コレクターではないので所有のカメラを手放しては買い替えることが多い。
LEICA M-P (Typ240)を手にして、初代デジタルライカであるM8からの流れが大きく変わったと感じる。
CCDからCMOSに変わったことも大きいが、
色も含めて初めてしっかりレンズの描写が味わえるカメラになったと思う。
しかし、Typ240にはEVFや動画撮影など、時代とともに陳腐化してしまう部分もある。
画質の進化は望むところだが、
M型ライカにおいて、距離計でピントを合わせシャッターを落とすという基本さえあれば
付加機能は要らないと感じる。
同時に使用しているカメラにFUJIFILM Xがある。
X-Pro1からはじまりその当時はなんとも焦れったいレンジファインダー的ミラーレスであったものの、
その進化のスピードは驚くべきものがあり、
X-Pro2においてシャッターフィーリングやハイブリッドファンダーなど
あらゆるポテンシャルが上がり軽快スナップシューターそのものである。
X-Pro2を手にしたときLEICAは自分にとって必要なんだろうかとまで思った。
しかし、レンジファインダーで撮るという感覚はまた別の世界。
何ものにも代え難い。
そうなればM型ライカに求めるものはレンジファインダーとしての純粋な姿のみ。
レスポンスの良さやピント精度(距離計なので限度もある)が上がる分には大歓迎だが、
高画素やハイテク機能はSLなど別のモデルでやって貰えればいいと思う。
M型ライカは、個人的にこのM-P(typ240)で完結かもしれない・・・。
これとは別に自分の中にずっと気になる存在だったのがLEICA M Monochromである。
よく言われている写りのすばらしさは、私にとって大した問題ではなく、
やはりLEICAがこのカメラを世に送り出したことと、何よりM Monochromの存在そのものである。
話せば長くなるし、書ききれないので詳しくは会ったときにでも思うけど(聞きたくもないだろうけど)、
そのM Monochromをついに手に入れることが出来た。
Typ246はどうしてもTyp240と被るのでCCDのM Monochromを探していた。
こういったものは出会いで奇跡的にデッドストックのようなMMに巡り会えた。
久しぶりのCCDのLEICA M。
シャッターチャージや書き込みスピードなど今となってはもっさりしているものの
サイズ感としてこのコンパクトさは、なにかレーシングカートを操るような感覚がある。
何よりこれ以上もこれ以下もないというLEICA MMには他にはない潔さと魅力を感じる。
そしてブラッククロームの渋さに、一切の文字を廃止したルックス。
Elmarなんて付けた姿は鳥肌ものの佇まい。もうカッコ良すぎる(笑)
Mボディの移り変わりと共に、レンズも何本も手に入れては手放した。
現在所有のライカレンズは4本。
35mm、50mmはSummilux ASPH.。75mmは今年に入りApo Summicronを手に入れた。
それとElmar 5cm。
まだまだ使って見たいレンズは沢山あるが、
この4本は手放すことはないと思う。(言い切れないけど)
LEICAとともに10年。
ライカ使いの諸先輩から見ればまだまだ浅瀬を泳いでいる状態だが、
二重像を合わせシャッターを落とす。
このリズムはスナップシューターとして他にはない心地よさ。
レンジファインダーは私にとって無くてならないカメラである。
LEICA M Monochrom / LEICA Elmar 5cm F3.5
モノクロームの日
- 2016年10月11日 09:41
- LEICA M Monochrom | LEICA M-P (Typ 240) | Camera & Lens | Days | Monochrome | Monologue | Review
M Monochrom。
あらためて凄いカメラだと感じる。
画質でこのカメラを選ぶと言うよりも、このカメラで撮るという精神だと思う。
LEICAはそういうカメラを世に送り出す...。
LEICA M Mnochrom (Typ246) / APO-SUMMICRON 75mm F2
写真は文化だと思う。
カメラには技術だけではない大切なものがある。
どれだけ高性能であっても撮り手の心に響く道具でなければいけない。
LEICA M Monochrom Typ246。
モノクロームな友人にお借りしました。
また一ついろいろと考える日々でした...。
LEICA M Mnochrom (Typ246) / APO-SUMMICRON 75mm F2
X-Pro2 2.0
- 2016年10月 6日 17:02
- FUJIFILM X-Pro2 | Camera & Lens | Days | Monologue | Review
X-Pro2のファームウェアが2.0となり、様々なブラッシュアップが施されている。
中でも一番嬉しいのはOVFのAFに関するもの。
X-Pro2になって圧倒的にAFは速くなったものの、AFポイントのパララックスによる中抜けは否めず、
小窓EVFの表示にも苦労した。
もちろん近接などは全面EVFに切り替えて撮ればいいのだが、ここはX-Pro2。
なんとしてもOVFで撮りたいと思うのが心情...。
今回このOVFに関する表示とAFの更なるスピードアップにより、驚くほど快適なOVFとなった。
これまで正確なピント位置を確認するべく「AFフレーム補正」はONにしていたが、もう必要ない。
そして被写体を素通しで見ることの出来るOVFには妨げとなる情報は一切要らない。
ブライトフレームとAFポイントのみの表示にいている。
新ファームによってスパスパ、ピントが合う。
なんとも言えない気持ちのいい撮影リズムが得られることとなった。
まさに新型カメラが手に入った感じである。
X-T2を手にして、そのポテンシャルの高さからX-Pro2の存在がやや揺らいでいたが
ここはOVFの進化で圧倒的な存在を感じるようになった。
やはりX-Pro2はFUJI Xの原点ですね。
まさに唯一無二のカメラだと思う。
広く明い眼 ULTRON 21mm
- 2016年10月 5日 13:37
- LEICA M-P (Typ 240) | Camera & Lens | Monologue | Photologue | Review
レンジファインダーで21mmという焦点距離はド定番のワイドであろうと思います。
現行レンズだとLEICA、Zeiss、Voigtländerなど選択肢がありますが、
大口径好きとしてはLEICA Summilux 21mmという手の届かないものを除けば
当ULTRON 21mmが最有力候補となります。
諸評価を見れば周辺の色被りもないと言う事で手に入れました。
早速撮って見て、ニヤリ。
開放では柔らかい周辺光量落ちもあり、まさに大好物の写り。
ピントの立ち具合にやさしいボケ味など非常に佳いレンズです。
LEICA M-P (typ240) / ULTRON 21mm F1.8 Aspherical
21mmは以前、ZEISS C Biogon 21mm ZM を所有していたことがあります。
あれはコンパクトで解像度も高く素晴らしい描写でしたが、使用したのはLEICA M8の頃でした。
今回21mmを求めるに際し候補にもなっていましたが、この大口径を選んでしまいました。
今、M-P (typ240)で使うと周辺部はどうだろう?と気になるところです。
現代のレンズ設計は、周辺まで解像度高く光量も十分というところを目指すのですが、
ことワイドレンズに関しては多少の周辺光量落ちは奥行き感も出て表現のひとつだと思います。
最新設計でデジタルにも対応し色被りも除去した当レンズですが、
こういった味わいを残してくれているのはフォクトレンダーならではの気がします。
当然、絞っていけば周辺光量落ちも解消されていきますが、
もちろんそんなために絞ったりなんかしません。なにせ大好物ですから。
いやーいいレンズだ。
LEICA M-P (typ240) / ULTRON 21mm F1.8 Aspherical
黄金の武家屋敷
- 2016年6月24日 11:52
- FUJIFILM X70 | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
夜の金沢長町武家屋敷跡は、土塀に金箔がはられたよう...。
この小径が事務所から駐車場までの道。
歩いて7分ほどかかるが、観光気分で歩けばそれほど遠くない。
FUJIFILM X70 + WCL-X70
RF 75mm
- 2016年4月26日 09:42
- LEICA M-P (Typ 240) | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
75mm。
一眼レフにはあまり見かけないがレンジファインダーにはよくある焦点距離。
50mmや35mmはよく使うのだが、75mmはというとあまり出番がなかった。
しかし、スルーファインダーを覗きながら、
ブライトフレームにシーンを切り撮るという事からすると75mmは絶妙な焦点距離のような気がする。
HELIAR classic 75mm F1.8。
F1.8と言う大口径で、コシナサイトに寄れば50mm F0.8と同等のボケが得られると書いてある。
まさにそのボケの大きさと、HELIAR classicの独特の柔らかいボケ味は魅力溢れるものだ。
LEICA M9の頃に手に入れた当レンズだが、やや焦点距離に馴染みが無くほとんど防湿庫に鎮座していた。
がしかしここに来て、
何故かレンジファインダー75mmという焦点距離で撮りたいという突然の想いが降って湧き(謎)、
LEICA M typ240に付けて近くを散策した。
ファインダーを覗き、二重像を合わせ50mmより小さい75mmフレームに思いを込めてシャッターを落とす。
これが思いのほか楽しく、気持ちいいリズムでシャッターを落とすことが出来た。
レンジファインダーの楽しさはやはりシーンを切り撮るという感覚。
この75mmには、50mmや35mmにはないぐっと切り詰めるという感覚があり、
これはこれで楽しいスナップシューターだと思う。
そしてこのHELIAR classic 75mmだが、LEICA Mに付けて撮ってみると
ものすごく佳いレンズだと再認識した。
M9の頃は、そんな驚く印象はなかったがM typ240での画は別物だと感じる。
レンズ変われば写真は変わるが、同じレンズでもボディ変わればここまで変わるかという印象だ。
最近手に入れたレンズにUltron 21mm F1.8がある。
これも驚くほど好印象なレンズだ。
最近のフォクトレンダーレンズは本当にいいと思う。
いずれもLEICA M typ240で撮ってのことで、
逆にLEICA M typ240の良さを再認識することとなった...。
LEICA M-D Typ 262というモデルの噂がある。
背面液晶も取り除いたデジタルライカにおいて究極のMである。
FUJIFILM X-Pro2がある今、M型LEICAはこのくらい潔いものでいい気がする...。
LEICA M-P(Typ240) / HELIAR Classic 75mm F1.8
レンジファインダーというカメラ
- 2016年4月24日 14:32
- FUJIFILM X-Pro2 | Camera & Lens | Days | Design | Monochrome | Photologue | Review
私自身、写真を撮る面白さを一番感じるカメラはレンジファインダーである。
素通しのファインダーを覗き、捉えたいものにピントを合わせシャッターを落とす。
細かい構図やボケなどに惑わされず、
ファインダーの向こうに見えるカメラに納めた情景だけに集中できる。
そして捉えた写真は一眼レフのそれとは明らかに違う。
臨場感であったり、空気感であったり...。
構図が甘かったり、ピントがゆるかったりもするだろう。
そんな事どうでもいいと思えるほど、一枚の写真から伝わってくるものが全く違うと感じる。
そしてレンジファインダーには写真を撮る悦びがある。
EVFファインダーはその進化も著しく、見栄も以前とは比べものにならない。
仕上がりの絵が想像できるというか、仕上がりの絵そのものが見えるのである。
これは失敗の許されない仕事においてはありがたいこと極まりないのであるが、
こと写真を楽しむと言うことにおいては、撮る前から仕上がりが見えてしまっているわけで、
ある意味、夢も希望もない...。
それこそフィルムで写真を楽しんでいた頃は
「目の前にある光景を写真に納めたら...」
といろんな事を想像しながらシャッターを落としたものだ。
モノクロ写真だったらファインダーの向こうに見える光景を、頭の中でモノクロームに置き換えていた。
さらにレンジファインダーにはボケも見えない。
絞り値を決めることによってそのボケ具合も想像していた。
そして仕上がりの写真に一喜一憂する。
想像通りのイメージに捉えられたり、また想い以上の絵が生まれていたり...。
写真を撮る行為とはなんと楽しいんだろう。
まさにレンジファインダーには写真を撮る悦びが詰まっているのだ。
FUJIFILMはそのレンジファインダーで撮る悦びを大切にし、
X-Pro2は現代においてレンジファインダーとして進化し続けているカメラだと思う。
もちろん厳密に言えば距離計が組み込まれているわけでは無いのだが、
撮影スタイルはレンジファインダーといえる。
X-Pro1からFUJIFILMを使い始めて4年間。
いろいろ感じた想いをXストーリーに綴っています。
ぜひご覧ください。
FUJIFILM X-Pro2 / XF56mm F1.2R
バルナックスタイル FUJIFILM X70
- 2016年3月25日 16:04
- FUJIFILM X70 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
富士フイルム X70。
Wide 28mm単焦点にこのルックス。
すこぶる気に入っている。
28mm単焦点コンパクトで揺るぎない存在と言えばリコーGRだろう。
個人的にGRはフィルム時代にGR1s。デジタルになってGR DIGITAL IIを愛用していた。
X70の登場に「おっ、XシリーズのGR版か」と正直思ったものである。
しかし少し使ってみるとすぐにそうでないことに気づく。
全く性格の違うカメラなのだ。
イメージとしてGRは、コンパクトカメラに究極の28mmレンズを搭載した、べらぼうによく写るスーパーコンパクト。
沈胴レンズで、現行GRはやや大きくなったものの頑張ればズボンのポケットにさえ入る。
かたやX70は、究極の28mmレンズを搭載といったところは同じだが、
こちらはXシリーズからファインダーなど取り除き、
徹底的に小さくしたレンズ一体型のミラーレス一眼レフである。
サイズこそ近いものの、それぞれの魅力は違う所にある。
X70は、絞りリングに、シャッタースピードダイヤル、
露出補正にフォーカス切り替えスイッチなど、すべてXシリーズそのもの。
GRと云々言うより、カメラとして比較するとすれば
35mm判とAPS-Cのセンサーサイズの違いはあるもののLEICA Qだろうか。
絞りはレンズ鏡胴にあってシャッタースピードダイヤルが上から見ることが出来るスタイルは、まさにSmall X。
X-T1やX-Pro2、さらにLEICA Mと併用することも多いと、
違和感無く持ち替えることが出来、とっさの時も自然に指が動く。
レンズが固定鏡胴である事により電源スイッチ入れた瞬間シャッターを落とすことが出来る。
非常に軽快だ。
さらに何度も言うけど、気に入ってるのがこのデザイン。
FUJIFILM Xシリーズ中美しさは一番でしょう(笑)。
個人的にはXQ1にあったようなオールシルバーボディや、
ウッドグリップなどの限定モデルなど出た日には、色違いで揃えたいところである。
フォクトレンダーの21/25の丸型ファインダーは、
ファインダー枠こそ25mmだがX70の画角に違和感は無い。
21mm枠はワイドコンバージョンレンズ用に欠かせない。
そしてX100と共用の丸形フードともマッチして眺めてるだけで嬉しくなる。
いかにもと言うカメラバックやケースに入れるのではなく、
普通のビジネスバッグやショルダーの中からさり気なく取りだし、
スッと立ち上がったファインダーから、素通しの世界を覗き込みシャッターを落とす。
まさにバルナックライカのスタイル。
いや〜ステキだ(笑)。
日常生活はもちろん、X70は昼夜問わず欠かせない存在となっている。
日の出前の自転車ライドから、帰宅時の車中まで...。
もちろん旨い昼飯を見つけたときも(笑)。
いい出会いはいつ何時でも現れる。
朝の光の中に佇む愛車COLNAGO。
いやー美しい。
美しさは何ものにも代えがたいね。
shot with FUJIFILM X70
Drive in sicily × FUJIFILM X70
- 2016年3月22日 19:20
- FUJIFILM X70 | Days | Photologue | Review
今回のシチリアはレンタカーを借りた。
列車やバスなど、交通網があまり充実していないシチリアはレンタカーで回るのが一番であろうと思う。
事前に自分の行きたい先をグーグルマップに登録しておき、
現地ではiPhoneを車にセットし自由気ままに移動することが出来た。
ふとした風景に立ち止まり、時間があれば思いつきで別の町を訪れたり...。
いつもの旅では出会う事の出来ない風景も目にすることが出来た。
サーフィンを楽しむ若者達がいた。
どこの海岸だっただろう....。
shot with FUJIFILM X70
Cibo SICILIANO × FUJIFILM X70
- 2016年3月 1日 18:45
- FUJIFILM X70 | Camera & Lens | Days | Food & Drink | Photologue | Review
Cibo Siciliano.....シシリア料理。
って言いながら特にそれらしいものを選んで食べていないが、
とにかくシチリアの料理は安くて美味い。
ミラノでもローマでも、イタリアで食事したことのある人なら分かると思うけど、
とにかくボリュームがあって美味いのがイタリアン。
それでもシチリアはまた特別に、安くて美味い店が多い。
と偉そう事を言っても、そんなに立派な高級店には入った事があるわけでもなく(汗)、
大体トラットリアかカフェテリア。
そして情報収集はもっぱらトリップアドバイザー。
予算と、その時食べたい料理で適当に選んでいるけど、上位の店にほとんどハズレはない。
っていうか上位じゃなくてもどこも美味い。
写真のお店はカターニャで見つけたシシリア料理Da Antonio。
シチリアだけにシーフードがメインだが、生ハムとチーズ。
それに海鮮フリットをつまみにBIRRA MORETTIを(笑)
もうそれだけで満足なんだがボンゴレなんかもオーダーしてみる。
いや〜、はち切れんばかりのお腹となり夜のスナップに精が出る(笑)。
このほか今回の渡航で美味かった店がラグーサで入ったCucina e Vino。
このお店はラグーサで同じB&Bに泊まっていたドイツ人夫婦に薦められたリストランテ。
丁度その日の昼食べた食事が良くなかったのか体調が最悪だったものの、本当に美味かった。
骨付きポークのハーブグリル(名前適当)と野菜のグリル。
このほかトマトソースのパスタ料理も注文したかな。
とにかくこのポークが出てきたときには笑ってしまった。
食べても食べても減らず思いっきり残すことに(汗)。
しかし、この写真を見返すとやっぱり美味そうだ...。
今度は体調十分にして再チャレンジしたい。(って行く事あるのか(笑))。
その時はもう骨ごと握って食べてやる。
shot with FUJIFILM X70
SICILIA × FUJIFILM X70
- 2016年2月29日 18:47
- FUJIFILM X70 | Camera & Lens | Days | Design | Photologue | Review
富士フイルム X70はAPS-Cで28mm単焦点。
絞りはF5.6あたりでパンフォーカス気味にストリートショットを撮っていくイメージだが、
F2.8の開放で捉えると想像以上に美しいボケを生んでくれる。
X100の場合、ややオールドレンズを彷彿させる柔らかい描写だが、
X70は開放からかなりシャープにピントを結び、特に近接ではその違いを大きく感じる。
ルックスの良さに隠れてしまっているけど、このカメラもやはりレンズのすばらしさが光る。
shot with FUJIFILM X70
X100と共有の円形フードに、フォクトレンダーの丸形ファインダーを装着してみた。
なんだこの佇まい!!
EVFを取り除いて薄くコンパクトになったボディに光学ファインダーを身にまとった姿は、
Xシリーズの中でも一番いけてるんじゃないだろうか。
AFはゾーンにセットし、光学ファインダーでフレーミングして撮影してみると
しばらくデジタルカメラで得る事の出来なかった超の付く軽快スナップシューターと化する。
分類としてRICOH GRなどと同じくコンパクトデジタルに入ると思われるが、
X70は操作系も含めて、完全に28mm単焦点ミラーレスデジタルである。
絞りリング、シャッタースピードダイヤルに露出補正など
X100と同じ感覚でダイレクトに操作ができる。
さらにチルトの液晶やタッチパネルは最初要らないよって思っていたものの、かなり有効的に使える。
ほんとサイズ的にはX-Pro2やX-T1、LEICA Mのサブ的な感覚だが、
もうこれ一台でいいんじゃないかなと(笑)。
いやー、愛すべきカメラだ。
光学ファインダーにタイムラグはない。
shot with FUJIFILM X70
X70でのシチリアはPHOTOLOGにて地味にアップ中。
SICILIAN STREET × FUJIFILM X70
- 2016年1月18日 18:00
- FUJIFILM X70 | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
shot with FUJIFILM X70
昨年のシチリア渡航には富士フイルム X70を携えて歩いた。
X100の兄弟機とも言えるX70。
肩に掛けてもさり気なく、被写体に意識させることなく街を切り撮る事が出来る。
広角28mm相当となる焦点距離で、EVFこそ無いもののチルト液晶にて、
撮影スタイルにも自由度があり究極のスナップシューターだと感じた。
朝霧のアサ
- 2015年8月17日 17:24
- FUJIFILM X-T1 | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
サイクルジャージが身体に張り付く。
そんな朝露の朝。
カメラバックを背負って加賀方面へ。
辿り着いた先は加佐ノ岬。
もう一ヶ月も前の事でした。
写真を見返すとXF16-55mmF2.8 Rの切れ味に驚く。
このレンズの魅力は開放2.8のボケ味もさることながら解像力にあると思う。
霞んだ朝霧の中、浮かび上がったその像はカミソリで切ったよう...。
shot with FUJIFILM X-T1 / XF16-55mmF2.8 R LM WR
Shot of Duomo di Milano
- 2015年3月 3日 17:00
- FUJIFILM X-E2 | Camera & Lens | Days | Design | Photologue | Review
FUJIFILM X MOUNTカタログ 2015年版に、
ミラノ、ドゥオーモ広場の私が手なずけたハトたちが載っています。
(手なずけたはウソ...)
冗談はさておき、
このカタログは各レンズごとに世界各国の写真家のすばらしい写真が掲載されていますが、
その中のXF23mmの作例として載っています。
XF23mmはピント面のシャープさとボケの柔らかさが秀逸で、
非常に立体感のあるすばらしいレンズです。
その良さがハトたちの表情から伝わればうれしく思います(笑)。
また、このX MOUNTカタログは、単純にレンズの描写を伝える作例カタログと言うより、
作家性を感じる写真が多く、レンズごとにポートレートから風景まで大変見応えがあります。
私の写真もトーンを抑えた朝のミラノドゥオーモでのショットでお気に入りの一枚です。
撮影モードはプロビア。ややアンダーに補正していますが、JPGリサイズのみです。
また作品にはクレジットも入り表4には各写真家の中に混ざって顔写真も載っています(笑)。
カタログはカメラ店や大型電気店等で手に入ります。
ぜひ手にとってご覧ください。
さらにこのカタログを見てXFレンズ使いたくなって頂ければうれしい限りです。
X MOUNT LENSES & ACCESSORES (PDFページ)
ブライトフレームで切る X100T
- 2014年12月27日 19:08
- FUJIFILM X100T | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Photologue | Review
素通しのガラスを覗き、
ブライトフレームに構図を描き気持ちを込めてシャッターを切る。
この行為に喜びを感じ、写真を撮り続けている人はいったいどれだけいるんだろう...。
一眼レフのファインダーを覗き、被写界深度を確認しながらフレーミングし、シャッターを切る。
この撮影行為からすると、レンジファインダーで写真を撮るなんて言うのはなんともアバウト。
しかしX100はこのブライトフレームにこだわり、
さらにAFで確実に撮る行為をX100Tで完成させた。
shot with FUJIFILM X100T
日々のXQ1
- 2014年4月 6日 11:40
- FUJIFILM XQ1 | Camera & Lens | Days | Design | Photologue | Review
Taken with FUJIFILM XQ1
日々どんな時でもカメラを持って歩いているわけではありません。
しかし、いいシーンに出会う時って意外とカメラを持っていなかったりするもんです。
っでそんな時はiPhoneっで撮ったりします。
これがまたよく写るんで結構いい写真はiPhoneに納まっていたり...(笑)。
しかし、折角のシーンはちゃんといいカメラで納めておきたいもので、
特に自身の日課でもある早朝の自転車ライドでは日の出のいい光に出会う事が多いです。
常々よく写るコンパクトを手に入れたいなと思いながらいろいろ物色するも、
中々ぴんと来るやつがありませんでしたが、このXQ1はコンパクトさとデザインにやられましたね。
久しぶりにいつも持ち歩きたいコンパクトカメラです。
BULE
- 2014年3月 8日 10:52
- SONY α7 | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
SONY α7 / SIGMA 30mm F2.8 DN
SIGMA DP2 merrillを使って見て一番感じるのは、
Foveonの繊細さもさることながらそのレンズの良さです。
F2.8の開放値ながらボケの美しさと立体感。
どれだけセンサーが良くてもやはり写真はレンズで決まります。
そのDP2に搭載される30mm F2.8はSIGMA ArtラインDNシリーズにあり、
スナップレンズとして手に入れてみました。
オモテのソラ
- 2014年1月26日 12:12
- SONY α7 | Days | Photologue | Review
冬の北陸はほぼモノトーン。
この日は朝5時台のしらさぎで名古屋へ。
朝から雪が降り暗く寒い北陸から米原を越え、名古屋駅に降りると抜けるようなソラ。
快晴の冬空は空気も澄んでまた格別ですね。
SONY α7 / Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical II
2013 私的Camera of the Year
- 2013年12月30日 10:33
- FUJIFILM X-E2 | SIGMA DP2 Merrill | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
Taken with FUJIFILM X-E2 / XF23mm F1.4R (Hokkaido, Biei)
今年も当BLOG、またPHOTOLOGにご訪問いただきありがとうございました。
更新も不定期、さらにつたない記事にお付き合いいただきありがとうございました。
結構なスパムの関係でコメントも閉じておりますが、
来年は新しい取り組みもしつつ頑張っていければと思っています。
2014年もよろしくお願いいたします。
X-E2 解像力
- 2013年12月10日 15:30
- FUJIFILM X-E2 | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
X-E2発表会の際、三畳プリントとして展示されたミラノ大聖堂です。
レンズはXF23mm F1.4。
陽が傾きかけた頃ドゥオーモの屋上に登った際撮った写真ですが、
発表会会場でこの大伸ばしプリントを見た時驚きました。
周辺までぶれることのない解像力。
あらためてXFレンズ、そしてX-Transセンサーの威力を知りました。
FUJIFILM X-E2 / XF23mmF1.4 R
X-E2 スナップシューターとして
- 2013年12月 9日 18:15
- FUJIFILM X-E2 | Camera & Lens | Monochrome | Review
X-E2を手にイタリアを歩きました。
X-E1から愛用しているこのボディですが2となり、さらにスナップシューターとして快速ボディと化しています。
高速を唱うカタログ数値を見てもピンと来ませんが実際使ってみるとその気持ちよさに驚きます。
XシリーズはX-Pro1から使い始めましたが、画質こそすばらしいものの、速写性からするとベストとは言いがたく、自分なりに工夫しながら使いこなしていました。それが今回、位相差AFをはじめ様々な改良点が、使い手にとって快適なカメラとなりました。絞りリングに軍幹部のシャッタースピードダイヤルはもちろん、露出補正が三段になるなど、カメラを操り撮影するという事において、最良のスナップシューターでは無いかと感じます。
FUJIFILM X-E2 / XF23mmF1.4 R
X-E2 ITALIA 2013
- 2013年12月 4日 13:26
- FUJIFILM X-E2 | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
昨日のX-E2でとらえたITALIA Monochromeに続き、
カラーバージョンのギャラリーをアップいたしました。
鮮やかなブラノ島の街並みから、ムラノ島、ベネツィア。
そしてシックなミラノまで、全43カット。
ゆっくりと流れちょっと時間かかりますが、
ぜひ大きな画面でご覧ください。
FUJIFILM X-E2 / XF14mmF2.8 R
X-E2 ITALIA Monochrome
- 2013年12月 3日 20:06
- FUJIFILM X-E2 | Camera & Lens | Days | Monochrome | Monologue | Review
FUJIFILM X-E2でとらえたITALIA Monochrome。
当サイトのトップギャラリーにアップいたしました。
今年9月、ミラノ、ベネツィア、ムラノ、ブラノをX-E2とともに歩きました。
何気ない日常をとらえたモノクロームですが、
歴史ある街並みはいつの時代かを感じさせない雰囲気を持っています。
ぜひ大きな画面でご覧ください。
FUJIFILM X-E2 / XF14mmF2.8 R
秋散策
- 2013年11月19日 16:00
- FUJIFILM X-E1 | FUJIFILM X-Pro1 | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
FUJIFILM X-Pro1 / XF23mmF1.4 R
FUJIFILM X-E1 / Zeiss Touit Distagon 2.8/12mm T*
FUJIFILM X-E1 / XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS
秋の晴れ間に、二台のFUJI Xに三本のレンズを持って散策。
行き先は身近なところでいつも自転車で回る、小松、加賀周辺。
日頃自転車で回っているだけに、いいポイントも知っている。
しかし、いつものなら自転車でスッと通りすぎるところも徒歩だと
気づかないいい景色も多いですね。
遠出しなくとも近くには長閑な風景が沢山あります。
FUJIFILM Xの絵
- 2013年10月31日 15:23
- FUJIFILM X-E2 | Camera & Lens | Photologue | Review
ミラノ・ドゥオーモ広場です。
鳩と戯れる子供達がいました。
カメラを向けているとひとりの子供が寄ってきて
撮って欲しいのかな?手を伸ばしてきました。
そのトコトコと動き回る様子がかわいくシャッターを切りました。
戻って写真を開いてみて、ちょっとドキッと...。
この柔らかさと立体感。
まさにFUJIFILM Xの絵だと思います。
絹のベールに包まれたような繊細さと立体感。
LEICAで撮ってもこんな絵にはなりません。
Summilux 35mm非球面なんかで撮ったりするともっと強烈な立体感で
こういった柔らかい表現では撮れなかったと思います。
大げさですが距離によっては、まるで中判フィルムのようです。
X-Transセンサーが描く絵というのは今更言うまでもないですが、
このXFレンズの表現力はものすごいものを感じます。
数値やデータでは現れないまさに表情のあるレンズです。
XF35、XF60、そしてこのXF23mmをちょっとやられますね。
FUJIFILM X-E2 / XF23mmF1.4 R
FUJIFILM X-E2 × ITALIA Milano
- 2013年10月22日 10:00
- FUJIFILM X-E2 | Camera & Lens | Monochrome | Photologue | Review
先日18日に発表されました、FUJIFILM X-E2。
今回X-E1に続きカタログ等の作例撮影に起用いただき、イタリアはミラノ、ムラノ島など回ってきました。海外を仕事で回るロケ撮影は、個人での旅行スナップと違い気をつかうところも多いです。今回も1カットでも多くシーンをとらえられるよう、朝暗いうちから夜遅くまでX-E2とともに歩きました。
カタログやサイト作例で採用いただいたカットの他、アザーカットを私の作品としてX-Photographersサイトに掲載いただきました。
写真は朝早いミラノ中央駅からドゥオーモにナヴィリオ周辺。ムラノ島ではガラス作家のモレーノさんの工房にて撮影させていただきました。また朝暗いうちから渡ったブラノ島は陽が昇るごとにカラフルな家並みが浮き上がりとても印象的でした。
ぜひご覧ください。
FUJIFILM X-E2 / XF35mmF1.4 R
SICILIA × X-E1 ZEISS TOUIT
- 2013年7月30日 14:43
- FUJIFILM X-E1 | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
FUJIFILM X-Photographersサイトに
今年5月に訪れましたシチリアでの写真を掲載いただきました。
掲載ショットはX-E1にCarl Zeiss Touit 32mm、12mmの二本のレンズで撮ったものです。
このZeissレンズはX-E1との相性も良く
初夏のシチリアの空気までも捉えてくれました。
ぜひご覧ください。
PHOTO : SICILIA Cefalu. Taken with FUJIFILM X-E1 / Zeiss Touit 1.8/32mm T*
冬色の兼六園
- 2013年2月 6日 16:10
- FUJIFILM X-E1 | Days | Photologue | Review
雪の兼六園。
中々ありそうで無いのがいい雪景色の兼六園。
この日は朝少し積もったものの北陸特有のべっとり雪で
昼近くには溶けかけていた。
空は鉛色で金沢らしいと言えば一番金沢らしい冬の兼六園。
FUJIFILM X-E1 / XF18-55mmF2.8-4 R
迷路の街フェズ
- 2012年11月29日 14:30
- FUJIFILM X-E1 | Photologue | Review
ゆっくりと時間が流れている感のあったシェフシャウエンからフェズへ。
抜けのいい青空から徐々に熱波が押し寄せてサンドベージュな空の色に変わってきた。
フェズの迷宮に合わせたかのように。
FUJIFILM X-E1 / XF35mmF1.4 R
SMILE
- 2012年11月16日 17:00
- FUJIFILM X-E1 | Design | Photologue | Review
フェズの街。
その旧市街は、まさに迷宮都市。
土色の細い路地を進むと子供たちの元気な声が聞こえた。
その方向へ歩いていくと一人、また一人と子供たちが集まってきた。
その笑顔は忘れられない。
FUJIFILM X-E1
身近な秋色
- 2012年11月13日 12:52
- FUJIFILM X-Pro1 | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
Leica Summicron 50mm。
沈銅ズミクロン50のルックスが気に入っている。
最初に手にしたのがR-D1の頃。
オールドレンズながらシャープな立体感に玉ボケが美しい。
X-Pro1に着けて身近な秋色を少し...。
FUJIFILM X-Pro1 / Leitz Summicron-M 50mm F2
スークの人びと
- 2012年11月 7日 11:36
- FUJIFILM X-E1 | Photologue | Review
シャフシャウエンを後にしてフェズに向かう。
その道中スークが開かれていた。
前訪れたスークとはまた違った活気があった。
FUJIFILM X-E1 / XF60mmF2.4 R
シャフシャウエンの朝
- 2012年11月 6日 15:44
- FUJIFILM X-E1 | Photologue | Review
シャフシャウエンを後にする朝、
泊まったリヤド近くで佇んでいたおばあさん。
ずっとこの町で暮らしているんだろう。
何気ないんだが着ている服も街並みとコーディネイトされて見える...。
声を掛けたらカメラに笑顔で応えてくれた。
こういった表情を引き出してくれるのもコンパクトなX-E1ならではだと思う。
FUJIFILM X-E1 / XF35mmF1.4 R
シェフシャウエンの夕暮れ
- 2012年11月 2日 14:50
- FUJIFILM X-E1 | Camera & Lens | Photologue | Review
シェフシャウエン。
青い街だが、青い壁ばかりではない。
白とブルーの2トーンがいいコントラストを描いている。
無造作に塗られているようで絶妙な感じ...。
ほんと不思議な世界だった。
子供を抱く女性。
その後ろではテラスからと窓からと顔が見えるこの写真。
今回のモロッコで気に入ってるショットの一枚です。
FUJIFILM X-E1
スークを歩く
- 2012年10月 3日 19:35
- FUJIFILM X-E1 | Camera & Lens | Photologue | Review
スーク。アラビア語で市場。
モロッコではいろんなスークがあるが、町と町を結ぶ街道沿いに立つスークは、
それこそ観光で訪れるようなところではなく庶民の生活感に溢れている。
最初の訪問地シェフシャウエンに向かう途中、開かれていたスーク。そこに立ち寄った。
FUJIFILM X-E1 / XF18mmF2 R
FUJIFILM X-E1 in MOROCCO
- 2012年10月 1日 14:55
- FUJIFILM X-E1 | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
先日フォトキナ2012で発表されましたFUJIFILM X-E1。
そのX-E1のカタログおよびサイト掲載の
作例イメージ撮影に今回起用いただきました。
ロケ地は北アフリカ、モロッコ。
15年ほど前に一度訪れていますが、
相変わらずの熱気と穏やかさでした。
人々はフレンドリーで友好的。子供たちの笑顔がまたよかった...。
今回X-E1とともにモロッコの街を歩き
いろんな表情をとらえることが出来ました。
当ブログでは現地でのエピソードなど少し綴っていければと思います。
またサイトにおいてX-E1 in MOROCCOギャラリーも予定しています。
近いうちに公開できればと思っています。
それまでPHOTOLOGで少しずつ。
ぜひご覧ください。
DATA : FUJIFILM X-E1 / XF60mmF2.4 R macro
X-Pro1 ファームアップ2.0
- 2012年9月19日 18:24
- FUJIFILM X-Pro1 | Camera & Lens | Review
X-Pro1のファームウェアが2.0にアップしたので早速更新してみた。
最大の目玉はAFスピードのアップ。
前のファームアップでほぼ実用不満は感じなかったがもう一段速くなった。
18mm、35mmあたりはサクサクピントが合う。かなり気持ちいい(笑)。
それより個人的にはうれしいのは、MF拡大に3倍が追加となったと言う点。
以前は10倍しかなかったので、これが拡大した瞬間どこを拡大しているのか見失ってしまう。
それがこの3倍。まさにほどよい拡大率。さらにダイヤルを回せば10倍にもなる。
これは使えますね〜、MFレンズ。
拡大時に輪郭強調するという機能だが、これも3倍だとさらに効果的。
シャッター半押しで全体表示に戻りフレーミングしながらシャッターを切る。
なかなかのリズムです。
欲を言えばこの輪郭強調を全体表示でもやって欲しい。
Summiluxを使ってX-Transセンサーでムービーをというのも面白いと思う。
X-Pro1の輪郭強調はNEXなどの派手なピーキング機能と違い
シャープネス等を上げてピントの山を分かりやすくしてる感じなので、
ファインダー内の絵に違和感がない。
これならMF時はデフォルトで輪郭強調ONという設定があってもいいかも知れない。
ま、人それぞれ使い勝手が違っていろいろ要望は尽きないものだが、
こうやって日々ファームアップされていくってユーザーにとって本当にうれしい。
長く使えるカメラへというX-Pro1の想いが感じられる。
上海 LEICA M9 with FUJIFILM X-Pro1
- 2012年9月12日 13:11
- LEICA M9 | FUJIFILM X-Pro1 | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
LEICA M9 / Leica Summilux 35mm F1.4 ASPH.
FUJIFILM X-Pro1 / XF35mmF1.4 R
今年6月に渡航した上海。
スナップシューターとしてLEICA M9とFUJIFILM X-Pro1の二台を持っていった。
いつもの旅ならメイン一台とコンパクトデジタルあたりをサブにってところなんだが、
今回はLEICA M9にX-Pro1も使ってみたかったのでダブルメインで(笑)。
出歩くときには一台は肩に、もう一台はバックに入れ、レンズはそれぞれ異なる焦点距離を装着。
何れもコンパクトで軽量ボディなんでほとんど散策の負担にならない。
そしてこの二台。なんか思った以上にいいリズムで撮れた。
X-Pro1 with Elmar 5cm / color
- 2012年8月25日 14:26
- FUJIFILM X-Pro1 | Camera & Lens | Review
X-Pro1。ローパスレスのX-TRANSセンサーは本当に生々しい解像感がある。
そこにElmarなんかを装着してみるとその味わいがこれまたリアルに伝わってくる。
FUJIFILM X-Pro1 / Leitz Elmar 5cm F3.5
XF35mmF1.4
- 2012年5月29日 11:44
- FUJIFILM X-Pro1 | Camera & Lens | Days | Review
X-Pro1にほぼ付けっぱなしって言っていいくらいのXF35mmF1.4R。
35mm F1.4というと手元には愛玉Summilux 35mm F1.4 ASPH.がある。
そのSummiluxと比べるとここまで違うかと言うくらい違う。
FUJIFILM X-Pro1 / XF35mmF1.4 R
しっとりとDP2x
- 2011年6月16日 14:09
- SIGMA DP2x | Camera & Lens | Photologue | Review
ぜひ一度FOVEON DP2使ってみてよ〜。
って強く勧めてくれてた人の言葉がわかってきた。
ホントこりゃ相当良いですね〜。
SIGMA DP2x
DP2xで小宇宙
- 2011年6月15日 17:44
- SIGMA DP2x | Camera & Lens | Photologue | Review
「エクストラ コーヒー ビター キャラメル フラペチーノ」
噛まずにオーダー出来んわ。
っで噛めば噛むほど味出てくるねDP2x。
最初なんだこれ?
やったけど、だんだん好きになってきた。
SIGMA DP2x
感材 SIGMA DP2x
- 2011年6月12日 15:23
- SIGMA DP2x | Camera & Lens | Photologue | Review
キレキレの単焦点コンパクト一本欲しいね。
っでFOVEONをひとつ。
SIGMA DP2x
秘密にしときたい世界
- 2011年3月 3日 09:27
- SONY NEX-5 | Camera & Lens | Photologue | Review
秘密のスナップシューターSONY NEX(なんじゃそれ?)。
その16mmパンケーキに装着するウルトラワイドコンバーター。
プロダクトとしての造りはかなりいい感じのアダプターだが、
ウエストレベル18mmってこの感覚、ほんと楽しすぎてもはや人には教えられんね。
SONY NEX-5 / 16mm F2.8 with Ultra Wide Converter
レンジファインダー
- 2011年2月25日 15:02
- Camera & Lens | Photologue | Review
本格的にレンジファインダーに興味を持ち使い出したのは、
ライカではなくデジタルであるR-D1sだった。
未だに名機と言われているこのカメラの魅力はやはりこのトーンだと思う。
昨年、レンジファンダー専門サイトを作るという話があり
数点写真を提供させていただいた。
出した中には愛玉Summilux 35 ASPH.の写真もあったんだが、
あいにく世代が変わってしまいお蔵入り(笑)
掲載させてもらったのはR-D1sにC Sonnarのこのカット。
いつもの小松漁港の写真だが、ほぼR-D1sで撮った初ショットに近い写真だ。
当時を思い出してもその感動はある。
これ以来レンジファインダーバカになった。
ブライトフレームを覗いてフレーミングしてシャッターを切る。
この軽快なリズムは一眼レフにはない。
かなり強烈な内容ですね〜。
あまり見ると目の毒だな(笑)
先日の写真展「SNAPS」も取材・掲載いただいた。
ありがとうございます。
この膨大なカット数、内容、全部見終えるのはいつになるかな(笑)。
R-D1s / Carl Zeiss C Sonnar T* 50mm F1.5 ZM
Capture One 5.2 LCC
- 2010年9月16日 09:14
- LEICA M9 | Camera & Lens | Review
Capture One が5.2にバージョンアップされM9データでLCCなる機能が使えるようになった。
ってLCCって何?
「レンズキャストキャリブレーション」
なるほど〜。
ってナニ??
多分、レンズのキャストをキャリブレーションするんでしょう。
って、なんじゃそれ〜。
ま、M9で言うところの広角での色被りをいい感じで直してくれるって事らしい。
っで早速試しにやってみた。
写真はフィレンツェで撮ったLEICA M9+SWH 15mmのショット。
お〜、え〜感じ(笑)
無償のなかま
- 2010年8月26日 16:57
- LEICA M9 | Camera & Lens | Days | Review
ちょっとタイトルおかしいか(笑)
みんなそれぞれに自身のプロ分野の仕事をしながらも
一つの目的に向かって無償で頑張っている。
ようは自分たちのために楽しんで仕事しているという、
そんな無償の仲間は表情がいいね〜。
35 snap style
- 2010年7月 6日 10:04
- OLYMPUS E-P2 | Camera & Lens | Review
OLYMPUS E-P2にパンケーキ17mm。
それに、エツミ・メタルインナーフード。
これはストライクなスナップスタイルだな。
正にLEICA X1キラー!
って勝手に言ってるだけやけど(笑)。
E-P2 de Feel Summaron
- 2010年5月28日 09:40
- OLYMPUS E-P2 | Camera & Lens | Monochrome | Review
PENサイズにて20mm F1.7。
感覚的にLEICA M8にSummaronあたりのスナップフィーリング。
ま、いつもの超個人的感覚。
OLYMPUS E-P2 / G 20mm F1.7
15才の眼
- 2010年1月30日 21:07
- LEICA M9 | Camera & Lens | Photologue | Review
R-D1sで最初に買ったレンズはこれ、Super Wide-Heliar 15mm。
APS-CサイズのR-D1sにとってこれを着けることによりワイド22mm相当。ほんと気持ちよく使っていた。
M8になって19mm相当。そして今M9フルサイズとなって、そのまま15mmに。
ようやく辿り着きましたね。
超ワイドの世界。
LEICA M9 / Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical
ライカ判デジタルの時代
- 2009年10月 1日 21:54
- Camera & Lens | Days | Photologue | Review
いや〜、M8でデジタルデビューしたライカは一世一代の大事だったと思ったけど、
3年でフルサイズの偉業。しかも、あのM型に納めている。
普通に考えれば超ミラクル〜!
M型ライカのフルサイズ化に遭遇した我々は衝撃的な時代の目撃者だろう...。
(って、かなりオオゲサ風)
LEICA M8 / Voigtlander ULTRON 28mm F2
35 Summilux ASPH.
- 2009年6月30日 08:30
- LEICA M8 | Camera & Lens | Photologue | Review
しばらく更新していない間に機材も何かと入れ替わった。
以前より各方面のサイトの写真等から気になっていたLeica 35mm Summilux ASPH.。昨年秋に、金沢散策の極悪ご一行様にお借りし、一日散策の友として実写をさせていただいた。そして、その描写をかいま見ることが出来た。言わずと知れた現行35mmの非球面だがそれなりの高額につき気軽に手を出すって話にはならないが、やはり実際使ってみて、何を置いても手に入れたいと思った。
これもいろいろな方面を物色した。現行レンズなだけに、無駄な高騰も無く、かつ程度に不安視するようなものは少ないと聞いていたのだが、まず市場にあまり玉自体が存在しない。あっても予算に中々合わずと苦労したが、今年2月頃ようやく手に入れることが出来た。いろいろ苦労して手に入れたその玉は、程度も良く大変満足出来る一本だった。そして、やはり自分のものとなって使ってみるとあらためてその凄さを感じた。
真面目に、これ一本あったら他レンズは何も要らないとさえ思えた。
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