- 2018年6月15日 17:25
- FUJIFILM X-Pro2 | Camera & Lens | Days | Monologue | Photologue | Review
FUJIFILM X-Pro2 / XF50mm F2 WR
よく好みの焦点距離は年齢とともに伸びていくと言われる。
Summilux 35mmが一番の愛玉だった自分も知らないうちに50mmを持って出る事が多くなり、
最近では、75mmという焦点距離が面白く、好んで使うようになってきた。
まだまだそんな歳ではないが、標準より少し長い75mmというのは
意外と填る絵というのがあるようで、無いようで・・・。
結局中々手強い存在・・・。
ようは、それが75mmの面白いところ。
結局、すっと眼に飛び込んで来る被写体が、丁度納まる焦点距離だろうと思う。
まさに、撮り手の視線がストレートに捉える絵。
次々シャッターを落としたくなる焦点距離だろうか。
出た当初からこれは買うね!と思っていたレンズXF50mm F2。
と言いながらXF56mm F1.2があるとか、LEICAレンズでアポズミクロン75mmを持ってるとかで、
中々手に入れるタイミングがなかった当レンズ。
ようやく購入してじっくり撮ってみると、想像通り驚くほど佳いレンズだった。
「佳い」って言うのは、「良い」っていうのとちょっとニュアンス違っていて、秀逸な写りに感じる。
これは50mmの焦点距離に対してF2という開放値から極端なボケの演出がないことから来るのかも知れない。
ピントピークはキリッと立って、背景はクセ無くやわらかくぼけていく。
もちろん大きなボケが生まれるわけではなく、程よいボケ味というか、大人な画作りという気がする。
XFレンズはどれも個性があり秀作が多いけれど、これは私の中で5本の指に入るね。
久しぶりに付けっぱなしで出歩きたくなるレンズになりそう。
いつもの安宅漁港にて。
FUJIFILM X-Pro2 / XF50mm F2 WR
X-Pro2のグラファイトと合うかなと思ったので、XF50mm F2 はシルバーにしてみた。
合うのは合うけど、良すぎて目立ちすぎかという気もする(汗)。
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50mmのAPS-C、35mm版換算で75mmの良い作例として、
SIGMA DP3のセイケトミオ氏の写真がある。氏の写真なんか見ていると素直にいいなーと思いますね。
こんなコラムサイトがあります。
いいですよ。