- 2012年9月12日 13:11
- LEICA M9 | FUJIFILM X-Pro1 | Camera & Lens | Days | Photologue | Review
LEICA M9 / Leica Summilux 35mm F1.4 ASPH.
FUJIFILM X-Pro1 / XF35mmF1.4 R
今年6月に渡航した上海。
スナップシューターとしてLEICA M9とFUJIFILM X-Pro1の二台を持っていった。
いつもの旅ならメイン一台とコンパクトデジタルあたりをサブにってところなんだが、
今回はLEICA M9にX-Pro1も使ってみたかったのでダブルメインで(笑)。
出歩くときには一台は肩に、もう一台はバックに入れ、レンズはそれぞれ異なる焦点距離を装着。
何れもコンパクトで軽量ボディなんでほとんど散策の負担にならない。
そしてこの二台。なんか思った以上にいいリズムで撮れた。
FUJIFILM X-Pro1 / XF18mmF2 R
上海の街撮りはやはりワイドでスナップがいい。
X-Pro1に18mm。絞りはF4あたりでシビアなピントは気にせずシャッターを切っていく。
ファインダーはEVFモードにしていたんだが、
今思えばOVFでフレーミングしながらのスナップの方が上海のわい雑感が出たかなと言う気がする。
LEICA M9 / Leica Summilux 50mm F1.4 ASPH.
LEICA M9 / Leica Summilux 35mm F1.4 ASPH.
LEICAに持ち替えると距離計連動のブライトフレームの気持ちよさを実感する。
二重像でピントを合わせ次々スナップする。
好きな画角35mmがまた気持ちも高揚する。
LEICA M9 / Super Wide-Heliar 15mm F4.5 Aspherical
M9フルサイズでの15mmもまた気持ちいい。
F5.6にピント位置は2mmほど、立ち止まってはシャッターを切る。
上海のスピードにあっている。
FUJIFILM X-Pro1 / XF35mmF1.4 R
旅の楽しみに欠かせないのがやはり食事。
上海と言えば火鍋や小籠包など美味しそうなものがいろいろ思い浮かぶが、
なんだかんだで最終日の朝、ホテル近くの刀削麺屋のこの牛肉拉麺が一番うまかった気がする(笑)。
お値段6元、70円ほど。
こんな時はX-Pro1で。旅先での食事ショットは結構楽しいもの。
何度見てもまた食べたくなる(笑)。
FUJIFILM X-Pro1 / XF18mmF2 R
FUJIFILM X-Pro1 / XF35mmF1.4 R
今回の上海。初めてメイン二台体制で行ってきたが、意外といいバランスだった。
どちらもコンパクトなスナップシューター。
いつものようにファインダーを覗きカメラを構えているものの、
街ゆく人々に意識させることなくスナップ出来た。
そして画に関してはいずれもローパスレス。
戻ってMacで開いて気持ちいい抜けのある写真に思わず微笑む(笑)。
センサーとしてM9はKodak、X-Pro1はFUJIFILM。
いずれもフィルムライクなウェットな質感を感じる。
特にX-Pro1の安定したカラーチューニングはRAW現像でイメージ通りに描き出してくれる。
本当に旅に持って行きたい数少ないカメラのひとつだと思う。
今回二台併用で使って思ったのはLEICAのブライトフレームとX-Pro1のEVFとの撮影感覚の違い。
X-Pro1もOVFを多用すればよかったのだが、
100%キッチリフレーミング出来るEVFが逆に真面目な写真になってしまった気がする。
それは撮った本人だけが感じることかも知れないが、
X-Pro1もOVFで撮っていればアバウトなフレーミングでもっと写真に動きが出たかも知れない。
こうしてX-Pro1でのスナップスタイルが見えてくると個人的にはフィルム換算35mmも欲しい。
しかしX-Pro1にその35mm相当のレンズが無い。
X100があるのであえて外しているのか。
XFレンズのレンズロードマップを見ると23mm F1.4と言うのがあってかなり良さそうだが、
旅の装備には大口径ばかりも大げさなんで、
シンプルにLEICA M9にX100というコンビネーションも面白いかも知れない。
今回ダブルメインといいながらもX-Pro1の方がショット数が多かった。
旅カメラにどちらがメイン、サブと言うよりそれぞれにいいシーンを捕らえることが出来る。
この組み合わせ、中々の名コンビですよ...。