- 2017年1月31日 09:12
- FUJIFILM X100F | Camera & Lens | Days | Design | Monologue | Review
四世台目となったX100。
センサーが2400万画素となって様々なブラッシュアップが施され、大きく変貌を遂げたX100Fだが、
やはり何がよくなったって、とにかくデザインがいい!
X100伝統のシルエット、サイズ感はほとんど変わらないが、
ややクラシカルであったディテールをそぎ落としスマートにリファインされた。
正面から見たトップにかかる左右の角度もまっすぐ立ち上がり、
撫で肩感なく非常にボクシーになった。
ダイヤルにかけての段差も丸みを無くしスキッと斜めに切られた。
これが正面から見るとすごくイケてる。
背面デザインも驚くほどすっきりしている。
ボタン類は右にまとめられて、再生を含むほとんどの捜査が右手で出来てしまう。
そしてX-Pro2から採用されているジョイスティックもいい位置に鎮座する。
このジョイスティックは一度使ってしまったらもう戻れない。
ファインダーから目を離す事無く縦横無尽にAFポイントを移動できる。
OVFでももちろん。もう神スティックと呼んでいいだろう(笑)。
初代X100は往年のレンジファインダーをオマージュした、やや暑苦しいくらいの雰囲気であった。
しかしそのX100も世代を重ねそのスタイルを自分のものとしてきた気がする。
そしてこのX100Fはそのシルエットを保ちつつ、
これまであったデザインの装飾とされる段差や曲線などすべて省かれ、
機能美を追究した美しいプロダクトデザインとなったように感じる。
いわゆるLEICAのデザインがそうであろう。
愛されてきた形、使い勝手、シルエットは変えず、
ディテールはモダンな現代のプロダクトとして完成させている。
やはりこれが正しいプロダクトデザインだと思う。
X100も四代目となり、まさにこれぞX100 DESIGNと呼べる完成度に仕上がっている。
決してとんがらず、温かみのあるデザインでなおかつスタイリッシュ。
これがX100F DESIGNだ。
ブラックボディのX100F。
実はシルバーボディがこれまでのX100と色味を変えてきている。
これも大きなトピックでしょう。
それはまた今度でも。
shot with FUJIFILM X-T2 / XF60mm F2.4