- 2013年12月 9日 18:15
- FUJIFILM X-E2 | Camera & Lens | Monochrome | Review
X-E2を手にイタリアを歩きました。
X-E1から愛用しているこのボディですが2となり、さらにスナップシューターとして快速ボディと化しています。
高速を唱うカタログ数値を見てもピンと来ませんが実際使ってみるとその気持ちよさに驚きます。
XシリーズはX-Pro1から使い始めましたが、画質こそすばらしいものの、速写性からするとベストとは言いがたく、自分なりに工夫しながら使いこなしていました。それが今回、位相差AFをはじめ様々な改良点が、使い手にとって快適なカメラとなりました。絞りリングに軍幹部のシャッタースピードダイヤルはもちろん、露出補正が三段になるなど、カメラを操り撮影するという事において、最良のスナップシューターでは無いかと感じます。
FUJIFILM X-E2 / XF23mmF1.4 R
ストリートスナップでは自然体の日常をとらえたい。
撮られるものに意識させない小さなボディ。そして快速性。これが重要なポイントです。しかしノーファインダーや、ウエストレベルでは、気持ちとして被写体に向き合ってない。自分の目線で感じた今あるままの光景をフレーミングし、カメラに納めたい。街を歩き、ふと思った瞬間にファインダーを覗きフォーカスを合わせシャッターを落とす。X-E2はこの一連の動作がほぼシームレスです。
カメラを構える前から絞りリングで絞り値を決め、シャッタースピードや露出をイメージしながら歩く。X-E2は全て直接操作できるダイヤル。このシンプルさがあるのは今やLEICAとXくらいです。
そしてなんと言ってもX-E2の速写性。今回搭載された位相差AFのスピードは圧倒的で、今までコントラストAFにあったフォーカス時のストレスから、一気に解き放たれた感じです。ミラーレスのハンデとも言えたAFが、ここまで気持ちよく合焦すると、大柄な一眼レフは要らないかと感じます。
上の写真は、ミラノ中央駅でのワンショットです。
前から階段を駆け上がってくる若者とすれ違った後、振り返りシャッターを落としました。
被写体こそややブレていますが、その場の雰囲気が出て気に入っている一枚です。
FUJIFILM X-E2 / XF23mmF1.4 R
FUJIFILM X-E2 / XF27mmF2.8
道行く人はカメラを意識する事無く自然体でした。
そういった日常をとらえたITALIA STREET SNAPS。
ぜひご覧ください。