- 2012年4月 5日 17:00
- LEICA M9 | Camera & Lens | Photologue
決して多くのレンズを経験している訳じゃないが、
いろいろ使ってみるとやはり自分の好みというものが固まってくる。
そして手元に残ってるレンズは結局似たもの同士。
今年に入っていろいろ調べながらようやく手に入れたElmar 5cm f3.5。
こいつが、またものすごいことを教えてくれる...。
LEICA M9 / Leitz Elmar 5cm F3.5
Summilux 35mm ASPH.を手に入れてから、その虜になった。
今まで見たことのない圧倒的な立体感を感じた。
もうこれ一本でいいわと思うくらい愛玉となった。
その気持ちは今も変わらないが、この話に「Summilux 50 非球面また一段といいよ」
って囁きかけてきた人が居た（笑）。
Summilux 35 非球面でこの画なんだから50mmなんて事になると...、
そりゃ恐ろしい妄想は膨らんだ。
しかしながら手に入らないのがSummilux 50 非球面。
探せど探せどモノがない。
そんな中そのSummilux 50 非球面を勧める人たちがまた揃って言うのが、
「Elmar 5cm f3.5はいいよ〜」って...。
F1.4という大口径に対し、それこそ対極とも思えるF3.5のElmar。
なんだそれはって思いながらもようやく手に入れたElmar。
これが使ってみると本当に驚くほど佳い。
そしてそのElmarは「写真てこういうもんだよ」って
何かものすごいことを語りかけてくる。
まさに悟りのようなレンズだった。
沈銅50mmは、Summicron、Smmitarと使ったことはあるが
明らかにそれらとは違う。
f3.5という開放値からしてボケ味がどうのこうのという話にはならない。
感じるのは非常に繊細なピントに柔らかいボケ。
何か絹のような画を感じる。
それこそ非球面Summiluxのようなドラスティックな画ではない。
しかしながらこれが何か自分の中で通じる画なんだから不思議だ。
言葉なんかに出来ない。
まさに銘玉。
そしてその佇まいも美しい。
ほんと愛すべきレンズに出会った。
LEICA M9 / Leitz Elmar 5cm F3.5
Comments:6
- minton 2012年4月 8日 01:15
さすが高橋さんという作品の数々。
いいですねえ。
4枚目のゴルフ練習場のような1枚は、なんかすごく惹かれます。- hajime 2012年4月 9日 05:26
一つ目は謎めいた画像。水中写真かはっきり分りませんので。
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TAKAHASHI
2012年4月 9日 09:40
mintonさん。ありがとうございます。
レンズが変わると被写体への向かい方も何か変わりますね。-
TAKAHASHI
2012年4月 9日 09:42
hajimeさん。
金沢21世紀美術館にあるレアンドロのプールです。
不思議な空間です。ぜひ一度。- man 2012年4月13日 00:38
２１世紀美術館、とても大好きです。
一枚目の写真とても好きです。来月、３年ぶりに金沢へ旅行します。
２１世紀美術館にも行く予定なのですが、どんな企画展があるのか今からとても楽しみです！
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TAKAHASHI
2012年4月13日 08:51
manさん。
レアンドロのプールは行くたびに光の加減でいろんな表情していますね。
ぜひいい旅をしてください。
